Nothingから、ブランド初のオープンタイプの完全ワイヤレスイヤホン「Ear(open)」が発表された。本日より予約を受け付け、発売は10月1日。価格は¥24,800(税込)となる。

 Ear(open)は、優れたリスニング体験を提供するように設計されており、優れた音質と快適性、状況認識を融合し、革新的なオーディオ体験が楽しめる、と謳っている。耳を塞がないオープンタイプのため、周囲・環境の認識を維持しながら、より臨場感あふれるオーディオを体験することができるとする。同時に、サウンドシールシステムと指向性スピーカーにより、イヤホンからの音漏れは最小限に抑えられ、プライバシーを確保しながらバランスの取れた音場を実現するという。

 製品の形状には、Nothingのデザイン哲学が反映されており、スリムで透明な外観を特徴とし、こだわりの造形の美しさをより際立たせている。片方のイヤホンの質量はわずか 8.1g、ケースの薄さはわずか19 mmで、オープンタイプヤホンカテゴリーで最もスリムなデバイスの1つになるという。コンパクトな充電ケースと直感的な収納設計により、軽量で持ち運びが簡単で、ポケットに入れることも可能。

 また、形状は一日中快適に使用できるように設計されており、3点バランスシステムとシリコン製のイヤーフックにより、どんな耳の形にもフィットする、確実で軽い装着感が可能に。3点バランスシステムと超軽量コンポーネントを組み合わせることで、日常使用時だけでなく、ランニングやサイクリングなどの運動中でも安定した装着性が得られるとしている。

 サウンドについては、特許出願中のチタンコーティングカスタム振動板、階段状の超軽量ドライバーにより、優れたオーディオ品質を実現。カスタム形状により歪みが低減され、低音が強化され、チタンコーティングにより鮮明な高音が再現可能と謳う。新たに設計されたドライバーは、一般的なイヤホンと比べ約 30%軽量で、中音・高音が強化されているそうだ。階段状にドライバーを配置することで、スピーカーをより耳に近づけることができ、快適性を損なわずに高音質を実現した。加えて、Bass Enhanceアルゴリズムにより、低音が最適化され、より深みのある低音も楽しめるそうだ。

 バッテリーは1回の充電で8時間、充電ケースを使用すれば最大30時間の再生がOK。外出先でも、10分間の急速充電で2時間のリスニングが可能。

 また、デュアル接続によりデバイス間のシームレスな切り替えが可能で、低遅延モードではオーディオ遅延を最小限に抑えて最適化されたゲーム体験が味わえるようになる。

 Ear(open)はChatGPTを統合し、ユーザーは、ハンズフリーのままイヤホンから直接リアルタイムの情報にアクセス可能。Nothing Xアプリで簡単に設定でき、ボイスコントロールでChatGPTにアクセスできるこの機能があれば、どこにいても簡単に必要な情報を知ることができる。