LOTUS(ロータス)は昨日、東京・表参道の@THE PLAYHOUSEで、同社最新モデルとなる「EMEYA」の発売を記念したレセプションパーティーを開催した。

 EMEYAは、ロータス初のエレクトリックGT(グランドツアラー)で、同社の輝かしい歴史とスポーツカーレベルのパフォーマンス、最新のテクノロジーを結集し、EV車の新たなベンチマークを打ち立てたモデルとなる。

 レセプションには、ロータス カーズ アジアパシフィック,ミドルイースト&アフリカ プレジデント&CEOのダン・バルマー氏も登壇した。

 ダン氏は「ロータスファンの皆さんこんばんは。我々は最高の瞬間に立ち会っております。ロータスは昨年ハイパーSUV『ELETRE』を日本で発表いたしました。その他にも2種類の車の発表を済ませております。そして本日、その最後となるEMEYAを発表させていただきます。

 ロータスは76年の開発実績がありますが、4ドアでロータスのバッジがつけられた車はひじょうに少数です。EMEYAはスタイリッシュでハイパフォーマンスな電気自動車で、多くの最新テクノロジーを有しています。

ロータス カーズ アジアパシフィック,ミドルイースト&アフリカ プレジデント&CEOのダン・バルマー氏

 ロータスは、時とともに変わるお客様のニーズに応えることが大切だと信じております。しかし、我々の創設者であるコーリン・チャップマンの根幹とレガシーに真摯であることも私たちの信条です。

 ロータスは本年かつてないほどに活気づいており、様々なモデルの展開を76年間のイノベーションとドライビングダイナミクスを用いて行っております。日本のみならず、世界中において、ロータスは “お客様のために” をモットーとしていきます。ではEMEYAを御覧ください」と語り、続いてEMEYAがその姿を現すと、早速多くのフラッシュを浴びていた。

4つのドアの内側にUni-Qドライバーを装備。ユニットがむき出しというのもお洒落です

 なおそのEMEYAは、以下のようなスペックを備えている。

●0〜100km/h加速は2.8秒以下で、世界最速のエレクトリック GT のひとつ。
●400kW(600A対応)のDC急速充電器を使用し、10〜80%の充電を14分で行うことが可能で、現在入手可能な電気自動車の中でもっとも急速充電が可能な車のひとつ。
●パワフルで効率的かつ洗練されたオール・エレクトリック・パワートレインは、パフォーマンス、レスポンス、そして航続距離の完璧なバランスを実現し、WLTP(国際調和排出ガス・燃費試験法)の最大航続距離は 610km に達する。

会場にはワイヤレスアクティブスピーカー「LS60 Wireless」も設置され、迫力あるDJプレイを再生していた

 さらにオーディオビジュアルファン的な注目ポイントとして、EMEYAにはKEFの車載用スピーカーが採用されている。KEFはロータスのパートナーブランドで、詳細は未公開だが、Uni-QスピーカーとUni-Coreサブウーファーからなるシステムが搭載されているそうだ。ドルビーアトモス対応で、没入感のあるサウンド空間を演出してくれるという。

 エントリーモデルの「EMEYA」は車両本体価格¥16,346,000、充実装備のハイパーGTモデルである「EMEYA S」は車両本体価格¥17,930,000、フラッグシップモデルの「EMEYA R」が車両本体価格¥22,682,000で、2024年末から販売される。

ロータスの記念碑的モデルとして、1985年のF1世界選手権でアイルトン・セナが実際に乗車した「97T」も展示されていた

1981年の『007 ユア・アイズ・オンリー』に登場したロータス・エスプリ・ターボと同一のモデルも展示