伊藤屋国際から、SUPERTFZの新作有線イヤホン「KING KONG」が、8月16日に発売される。プラグのタイプで、3.5mm版とUSB-C版の2タイプを揃える。価格はオープンで、想定市場価格は3.5mm版が¥4,000前後、USB-C版は¥4,600前後となる。

 KING KONGは、複合ポリマーダイアフラムを採用した二基のダイナミック型ドライバー搭載し、迫力の重低音とクリアなサウンドを実現したエントリークラスの製品。

 そのドライバーは、新しい複合ポリマーダイアフラムと合金サスペンション技術を採用したφ6mmとφ10mmの二基のダイナミック型であり、深みのある豊かな低音域を確保しながら、デュアルドライバーのシームレスな連携により、強力な分解能と鮮明なサウンドを両立すると謳っている。

 ドライバーを収める音響室については、フロントキャビティの容積設計からリアキャビティのベンチレーション、綿密な空気制御に至るまで二基のダイナミック型ドライバーにあわせた新設計のデュアルキャビティ構造を採用。これによりそれぞれのドライバーの性能を余すことなく発揮することが可能となり、強力で雄大なサウンドステージの再現を実現したという。

 ちなみに本機の強力なデュアルダイナミックシステムには、他の製品同様にステージモニターレベルのパフォーマンスが発揮できるよう、エンジニアによるチューニングが施されているそうだ。高中低の理想的な周波数バランス、リアルでパワフルな低音域再生から正確な定位感、より強力なトランジェント特性を発揮する、としている。

 ケーブルは脱着が可能で、コネクターは2Pin(φ0.78mm)。芯線は4芯構造の銀メッキ高純度無酸素銅線を採用。外被には透明度の高いPVC素材を使用し、音楽のディテイルとレイヤー分離をよりクリアに実現。解像度が高く、楽器やボーカルの精度が向上し、耐久性があり、より優れた演奏性を提供すると謳っている。

 一方、プラグについては上でも紹介しているように、3.5mm版とUSB Type-C版を用意。組み合わせる機器やシーンにあわせて選べるようになっている。

KING KONGの主な仕様
ドライバー:6mm+10mm 複合ポリマードライバー(デュアルダイナミックドライバー)
再生周波数帯域:20Hz~40kHz
インピーダンス:22Ω
感度:108dB
ハウジング素材:亜鉛合金+ポリカーボネート樹脂
ケーブル:銀メッキ高純度無酸素銅ケーブル 着脱式
コネクター:2Pin 0.78mm
ケーブル長:約1.2m
プラグ:φ3.5mm or USB Type-C
質量:約32g(本体+ケーブル)
付属品:シリコンイヤーピース3サイズ(S/M/L)×各1ペア(計3ペア)、冊子
カラーリング:全3色(ブラック・ホワイト・ピンク)※Type-C版はブラックのみ