ティアック(エソテリック/G602)

 ティアック/エソテリックブースでは、事前のアナウンス通り、期待・話題の新製品が盛りだくさん。主なものを紹介すると、エソテリックブランドでは、SACDプレーヤー「K-01XD SE」「K-03XD SE」、ネットワークDAC「N-01XD SE」、スピーカーシステムではavantgardeブランド「DUO SD」、TANNOY「SGM 15(日本初公開)」、Klipsch「La Scala AL5」などなど、メインステージに据えられた豪華なシステムを使っての一大試聴イベントも実施されていた。

 また、参考展示のエソテリックのフルバランス・フォノアンプ「Grandioso E1」は世界初展示の製品。2ピース構成で、写真上が信号の入出力部、下は電源部となる。二つの筐体は専用ケーブル3本で結線され、電源(2本LR別々)、コントロール用(1本)となる。秋の発売予定で、価格は3~400万円前後になるそうだ。

▲フルバランス・フォノアンプ「Grandioso E1」

▲「Grandioso E1」の背面。2つの筐体は3本のケーブルで結線されている

▲タンノイ「Autograph 12」

▲タンノイ「SGM 12」

リンジャパン(G603/G604)

▲G603のシステム

 リンジャパンは、603、604と二部屋を使って展示&デモンストレーションを実施。ともにメインスピーカーにはフラッグシップの「360」を使っていたが、G603ではEXAKT仕様を、一方のG604ではPWABを用い、さらにフラッグシップのモノーラルパワーアンプ「KLIMAX SOLO 800」を組み合わせて、アナログサウンドを奏でていた。

▲G604のシステム

▲システムの左右に鎮座しているのが、フラッグシップ・モノーラルパワーアンプ「KLIMAX SOLO 800」

ヤマハミュージックジャパン(G605)

 ヤマハミュージックジャパンブースでは、スピーカーシステムの新製品「NS-800A」「NS-600A」を中心にした試聴イベントを複数回にわたって実施。じっくり・ゆっくりとそのサウンドを楽しめることから、会場は立ち見(聞?)も出る盛況ぶり。加えて、フラッグラグシップの「5000シリーズ」や、ネットワークレシーバー「R-N2000A」を使用しての試聴イベントも行なわれ、ブースは活況を呈していた。

 また、事前アナウンスの通り、今年70周年を迎えた同社HiFiオーディオの歴史を彩った往年の名機の展示もあり、普段はなかなか目にする機会のない製品に、来場したオーディオファイルたちは嬉しそう眼差しを向けていた。

▲70周年を記念した往年の名機の特別展示

▼「2024 東京 インターナショナルオーディオショウ スペシャル動画レビュー」