ハーマンインターナショナル(Hall D1)

 ハーマンインターナショナルはD棟1階のHall D1で、JBL、マークレビンソン、アーカムなどのブランド製品を展示。同時に、常に同社取扱製品が聴けるよう試聴会が催されており、ポピュラーなモデルからハイエンドまで様々なシステムを楽しむことができた。

 製品展示では、2024モデルとして発売したばかりのスピーカーシステム「JBL STAGE2」シリーズやインテグレーテッド・ミュージックシステム「JBL L42ms」をはじめ、スタジオモニターシリーズ、リファレンスハイグレードモデルなど豊富な製品ラインナップを再認識できた。アーカムの24年モデルも展示されるなど、多くの注目モデルが確認できた。

発売されたばかりのJBL STAGE2シリーズは、フロア型やブックシェルフ型、サブウーファー、イネーブルド・ハイトスピーカーなど多彩なバリエーションが揃う。

JBL「Stage240B」スミーカーシステム¥40,700(ペア/税込)<発売中>とアーカム「Solo Uno」アンプ内蔵ストリーミングプレーヤー¥93,500(税込)<発売中>

JBL「L42ms」(写真右)インテグレーテッド・ミュージックシステム¥154,000(税込)<発売中>

 アーカムのプロダクツには、現在クラウドファンディングプロジェクト中のRadiaシリーズの「A5」インテグレーテッドアンプと「CD5」CDプレーヤーも展示されていた。

ラック上段の左アーカム「A5」インテグレーテッドアンプ¥99,000(予価・税込)<11月発送予定>、右「CD5」CDプレーヤー¥99,000(予価・税込)<11月発送予定>

エイ・アンド・エム(D401)

 エイ・アンド・エムのブースD401では、チューブアンプのエアータイト製品を中心に充実した試聴機を用意、スピーカーにマジコとソナスファベールを据えてデモンストレーションした。エアータイトの新モデルとしては、EL34PPのパワーアンプ「ATM-1 2024 edition」が試聴機器の中央に据えられていた。

エアータイト「ATE-5」フォノイコライザーアンプ<参考出品>

ディーアンドエムホールディングス(デノン/G701)

特別講演「Special Talk デノンAVC-A1H meets HiVi」は大盛況だった。

  ディーアンドエムホールディングスのデノンおよびダリの製品展示や講演が行なわれたG701ブースでは、つい先ごろ発表されたばかりのデノンのトップグレードプリメインアンプ「PMA-3000NE」やリーズナブルなワイヤレス・ストリーミングアンプ「Denon Home Amp」を展示。ダリは、新ラインナップのRUBIKOREシリーズスピーカーの展示のほか、今年40周年のアニバーサリーイヤーということで、同ブランドのヘリテッジモデルを並べた特別展示も行なわれた。会場にはダリのCEO、ラース・ウォーレ氏が来日し、ブースを訪れた来場者へ挨拶する場面もあった。

 同社の試聴イベントの中には、麻倉怜士氏とHiViの辻編集長による特別講演「Special Talk デノンAVC-A1H meets HiVi」が開催期間中1日1回実施された。

デノン「PMA-3000NE」プリメインアンプ¥528,000(税別)<9月中旬発売>

PMA-3000NEの内部回路

デノン「Denon Home Amp」ワイヤレス・ストリーミングアンプ¥121,000(税別)<7月下旬発売>

ダリの新シリーズスピーカーシステム、左奥から「RUBIKORE8」、「RUBIKORE6」、「RUBIKORE2」いずれも価格発売日は未定

40周年を迎えたダリの、歴代代表モデルを展示。本イベントのためにデンマークから輸送したものだという

ダリCEOのラース・ウォーレ氏

●取材・写真・テキスト:長谷川 圭