Monitor Audio（モニターオーディオ）から、Studioシリーズの新製品が発売される。型番と価格は以下の通りで、7月16日の発売を予定している。
●スピーカーシステム：Studio 89 ￥385,000（ペア、税込）
●スピーカースタンド：Studio 89 Stand ￥121,000（ペア、税込）
同ブランドのStudioシリーズは、1980年代に誕生しスタジオモニター並のサウンドを家庭にもたらした伝説的なスピーカーだ。新製品の「Studio 89」はこの1980〜90年代の文化にインスパイアされた、新たな変化を生み出す現代の人々のためのラインナップだという。
Studio 89は、“ポイントソース” MTM（ミッド トゥイーター ミッド）ドライバーアレイを採用したブックシェルフモデル。MPD（Micro Pleated Diaphragm）III 高周波トランスデューサーを、上下2基のウーファーの間に配置、入念に作られた3次クロスオーバーにより、各ドライバー・ユニットの周波数特性を左右対称にすることで、音の拡散をコントロールしている。
ウーファーは、Platinumシリーズでも採用されているRDT Ⅲ（Rigid Diaphragm Technology）を採用した108mmタイプで、直径85mmの大型マグネットを備えた強力なモーターシステムによって駆動されている。この強力なマグネットが振動板の動きを精密にコントロールし、純粋なパフォーマンスを提供する。
本体前面に2基のドライバーとトランスデューサーを収めるため、アルミニウム製のフロントバッフル（厚さ18mm）が採用された。バッフルとキャビネット、各ドライブユニットとの間に密度の高いフォームサスペンション層を配置することで、バッフルとドライバーの両方でキャビネット本体との物理的な相互作用が少なくなるよう配慮されている。
なおStudio 89は、特注のフロアスタンド「Studio 89 Stand」と組み合わせて使用するように設計されている。そのStudio 89 Standは、押出しアルミニウムのセンターポールに鉱物を充填しており、音響性能とリスニングエリアへの正確なプレゼンテーションを実現するそうだ。
「Studio 89」の主なスペック
●形式：2ウェイ3スピーカー、バスレフ型
●使用ドライバー：MPDIII トゥイーター、108mm RDTIII ウーファー×2
●クロスオーバー周波数：2.4kHz
●再生周波数特性（室内、-6dB）：48Hz〜60kHz
●能率：86dB/2.83V/m
●公称インピーダンス：6Ω
●寸法/質量：W157×H340×D301mm（端子部含む）/7.6kg