ハーマンインターナショナルは本日5月29日、代官山にあるDAIKANYAMA T-SITE SHARE LOUNGEにて、JBLブランドの完全ワイヤレスイヤホンの、これから発表する新製品を含む、各種製品の展示・試聴が楽しめる体験型イベント(新製品内覧会)を開いた。

4色展開

 展示内容については、下記にフォトギャラリー風で紹介するので、ここでは新製品となる「JBL LIVE BEAM 3」のフィーチャーについて説明をしたい。

 JBL LIVE BEAM 3は、今風で求められるノイズキャンセル機能の搭載はもちろん、昨年発売され、日本市場では大人気となった「JBL TOUR PRO 2」が備えていた、充電ケースのディスプレイを継承し、本モデルでは待望の日本語表示に対応し、壁紙機能は購入時に使える状態になっているそうだ(後日のアプデではなく)。ストラップホールも付いているので、持ち運び時も落としにくくなり便利だろう。

 製品としては、上述の「JBL TOUR PRO 2」に加え、2021年発売の「JBL LIVE FREE 2」という、両モデルのいいところを取り入れたものとなる。ドライバーは、新素材の樹脂を採用した10mm径のダイナミック型で、これにより振動板自体の剛性アップ、低域から高域までパワフルな再現、そして音量を上げていっても安定した出力が可能(歪みが少ない)という特徴を持つという。

 さらに、JBL TOUR PRO 2/JBL LIVE FREE 2が日本で大好評だったことを受け、日本市場でより求められるハイレゾにも対応。新たにLDACコーデックへの対応を果たしている。担当者曰く、日本市場では、スマホは相変わらずiPhoneが強いものの、Android機も徐々にシェアを伸ばしており、その中でもLDACコーデックに対応した製品(ピクセルなど)が増えてきていることを受けての措置(対応)ということだ(LC3についても、後日のアプデで対応予定)。

 その他、スマホ用アプリも用意されていて、ノイキャンの利かせ方や、ヒアスルー(外音取り込み)時の音量、EQなどの調整が可能となる。

 また、JBLでは、製品選びに便利な新アプリ「JBL Fit Checker」も開発。下記サイトにて運用を開始する。これは、クリエイティブメディアのSXFIのように、自分の顔の正面、両耳をそれぞれスマホのカメラで撮影し、いくつかの項目に応えると、ユーザーにぴったりなJBL製品を、ピックアップしてくれるという(再生音質には影響しない)。担当者の弁では、「現行製品のラインナップは40種類以上あり、その中からぴったりな製品を選ぶのに役立ててほしい」とのことだ。

お団子(Buds)タイプのイヤホンを展示

BGMはアナログレコード

充電ケースは購入時から日本語表示が可能です、の展示

充電ケースにはストラップホールがあるため、いろいろなストラップが着けられて展示されていた

「JBL LIVE BEAM 3」の次に発表の新製品と目される「JBL LIVE BUDS 3」が参考展示されていた。型番から分かるように、お団子タイプ(BUDS)で、今回のBEAM 3と同じく、充電ケースにはディスプレイが装備されている。夏のオーディオイベントの最中には、発売されるそうだ