HUAWEI(ファーウェイ)ジャパンは15日、同社ウェアラブルデバイスの新製品発表会を開催、スマートウォッチや完全ワイヤレスイヤホンなど5モデルが発表された。本記事ではイヤホンの新製品2モデルについて紹介する。

FreeClip 市場想定価格¥27,800(税込、ベージュ、5月15日発売)
FreeBuds 6i 市場想定価格¥14,800(税込、6月18日発売)

 「FreeClip」は、クラウドファンディングを経て今年2月に一般発売されたばかりのモデルで、ふたつのパーツで耳たぶを挟む形で装着する完全ワイヤレスイヤホンだ。本体が軽量でつけ心地もよく、ジョギングなどのスポーツのお供としてもぴったりな製品として注目を集めた。

 実際FreeClipは、発売3ヵ月で同社オーディオカテゴリーでの過去最高販売額を達成したという。それを受け、これまでのブラック、パープルに加えて新色のベージュも発売することになったそうだ。選択肢を増やすことで、男性、女性を問わずより幅広いユーザーに手に取ってもらいたいという思いなのだろう。

 更に今回はノイズキャンセリング機能を大幅に進化させた「FreeBuds 6i」も発表されている。従来モデル「FreeBuds 5i」の後継機で、11mmドライバーを搭載して駆動力を前モデルから50%向上、BluetoothコーデックのLDACにも対応し、ハイレゾクォリティでの再生も可能となっている。

 最大の改良点は上記の通りアクティブノイズキャンセリング機能で、中高域用にはパッシブ用ノイズフィルターも併用しつつ、左右のイヤホンそれぞれに、2基のフィードフォワードマイクと1基のフィードバックを搭載してノイズを測定、独自のアルゴリズムも進化させることで、様々なノイズ情報を同時に処理していくという。この結果、ノイズキャンセリングの効果は平均27dBにも達しているそうだ。

 さらにこれまで同社フラッグシップモデルにだけ搭載されていた3つのREM(リアルタイムイヤーマッチング)テクノロジーを採用。ユーザーの装着状態と外耳道の構造の特徴をリアルタイムで検出、最適化してくれる。この検出結果はノイズキャンセリング時にも活用されているそうだ。

 また本体デザインを工夫して耳に挿入する際の体積を6%減少させるなど、長時間の装着でも気にならないように工夫されている。イヤーチップには医療グレードのシリコン素材を採用する。

 バッテリー持続時間はイヤホン本体で最大約8時間(ノイズキャンセリング・オフ)、充電ケース併用で最大35時間なので、日常使いでも安心だろう。マルチポイント対応で、最大2台のデバイスと同時接続可能だ。