鳴らすテクニック、手軽なスピーカー工作術など愉しみ方を満載

小口径フルレンジユニットの魅力は尽きません。音は躍動的でバランスが整い、じわりと心に染み透って、ユニット1本のスピーカーで絶品のヴォーカルや切れ味豊かな音楽が味わえます。箱の工夫など、音を自分で作り上げられる親しみやすさと奥の深さがあり、ヴィンテージ機から最新モデルまで選択肢も実に豊富です。

本誌は5cm~20cm口径ユニットにフォーカスし、内外の往年の名機から現行モデルまで、構造の特徴と音の魅力、鳴らし方を深堀りします。試聴&注目ユニットは約80機種。『管球王国』とステレオサウンド別冊の記事を集成して新規寄稿も盛り込み、ベストサウンドを引き出すテクニック、手軽なスピーカー工作術など小口径フルレンジユニットの愉しみ方を満載します。

「聴き比べと、ベストサウンドを引き出すテクニック」編は、平面バッフル装着、密閉/バスレフ箱の選択など鳴らすための幅広いアプローチを通してユニットの個性を探り、心に響く音を作る実践試聴記事を展開します。

「創意工夫のDIYエンクロージュアで愉しむ」編では、王道の木工はもちろん、身近な素材を使って箱を工夫しユニット交換も自在に愉しむ手法まで、アイディアとクラフトの手順、引き出せた音の魅力を徹底紹介します。

「私が愛する小口径フルレンジと、その鳴らし方」は、『管球王国』執筆陣が、愛情を注いだ小口径フルレンジユニットと、現在進行形の熱中を綴る最新寄稿です。