究極のヴィンテージアンプ=ウェスタン・エレクトリック試聴も展開

『管球王国』111号の巻頭特集は「最新真空管アンプを新旧の高感度スピーカーで聴く=JBL/ALTEC」です。出力管/回路構成とも多彩な真空管アンプ15機種で、高感度スピーカーの看板的存在として現代のJBL Project K2 S9900とヴィンテージのアルテック604E+612銀箱を鳴らし、反応に優れたスピーカーと真空管アンプとの組合せだからこそ得られる音の魅力を探ります。

「究極のヴィンテージアンプ=ウェスタン・エレクトリック」は、愛好家の憧れであり続けるウェスタン・エレクトリック(WE)の歴代名アンプ試聴です。300Bシングル構成のWE91Bを含めた5機種で往年のモニター型スピーカーJBL 4320とアルテック604E+612銀箱を鳴らし、WEアンプでしか聴けない音をリポートします。

実験工房「オープン型ヘッドフォン21機種の音楽性を検証する」では、最新・注目のオープン型ヘッドフォンの音の個性を探りました。熟達した設計者による「マイ・ハンディクラフト」は、光カートリッジ専用・真空管フォノイコライザーであるウエスギU・BROS220DSR Limited Edition開発記と、欧州古典管E406Nシングルパワーアンプの製作記です。ウエスギU・BROS220DSR Limited Edition開発記は、光カートリッジでRIAAカーブのに加えて初期LPのイコライザーカーブにも対応する本機のイコライザー回路定数も公開する充実の内容です。

巻頭企画「最新真空管アンプを新旧の高感度スピーカーで聴く=JBL/ALTEC」は、吉田伊織氏と、ハイレゾ再生にも力を入れる土方久明氏による試聴です。

「究極のヴィンテージアンプ=ウェスタン・エレクトリック」ではWEアンプ5機種を試聴。新 忠篤氏、ヴィンテージオーディオの深い知識と優れたメインテナンス技術を持つ杉井真人氏と土井雄三氏との3氏による取材に、往年のカッティングシステム用ピックアップカートリッジであるウェストレックス10Aを復刻した小林正信氏も参加し、レコード再生も行なっています。

「実験工房/オープン型ヘッドフォン21機種の音楽性を検証する」では、静電型も交えて価格40万円台までの注目機を選定して試聴しました。真空管サウンドと最新ヘッドフォンをそれぞれ熟知するテスター3氏、新 忠篤氏、岡田 章氏、土方久明氏による取材です

「マイ・ハンディクラフト」は、藤原伸夫氏によるウエスギU・BROS220DSR Limited Editionの開発記と、是枝重治氏による欧州古典管E406Nシングルパワーアンプの製作記です。それぞれ、ステレオサウンドストアで頒布します。