オルトフォンジャパンから、ターンテーブル用のスタビライザー「Record stabilizer」4モデルが、1月に発売される。ラインナップと価格は下記の通り。

「Record stabilizer Black」(自重240g) ¥12,100(税込)
「Record stabilizer Silver」(自重240g) ¥12,100(税込)
「Record stabilizer - Heavy Black」(自重350g) ¥16,500(税込)
「Record stabilizer - Heavy Silver」(自重350g) ¥16,500(税込)

 Record stabilizerは、レコード再生時に、ターンテーブルのセンタースピンドルに被せる(載せる)ようにして使うスタビライザー。盤に反りやうねりがあると、カートリッジは正確に音声信号を読み取ることができないし、また、盤面がフラットであっても回転中のレコード盤が微細ながらスリップすることがあり、これも高忠実度(Hi-Fi)なレコード再生の弊害となる可能性がある。

 こういった事態を避けるために開発された製品であり、盤上にウェイトとなる本機を載せることで、レコード(盤)をプレーヤーの回転部分(プラッター)に密着させることが可能となる。

 製品には、Black/Silverのカラーバリエーションを備えるとともに、様々なプレーヤーでの使用を想定して自重240gの「スタンダードモデル」と、自重350gの「Heavyモデル」の2種類がラインナップされている。

 スタンダードモデルは、エントリークラスのベルトドライブプレーヤーなどでの使用を想定した自重(240g)としている。一方のHeavyモデルは、重量級プラッターを備えたベルトドライブ、あるいは強力なモーターを備えたダイレクトドライブのプレーヤーでの使用も想定して、より重たく(自重350g)なっている。

 両モデルとも、切削加工されたアルミ無垢材の表面をサテンマット仕上げとし、さらにアルマイトを施して、プレミアムな質感を演出している。底面には滑らかなフェルトシートが備えられ、愛聴盤レーベル面の保護と、密着の度合いも増すように計算されている。また、側面に設けられたウェーブ状の形状は、スタビライザーを手にした際の滑り止めも兼ねており、シンプルかつ曲線を多用した優美な北欧デザインの「用の
美」も体現しているそうだ。

 なお、本機のスピンドルホールは、レコード盤面→センタースピンドル先端が18㎜までのレコードプレーヤーを想定しているため、センタースピンドル(高さ)が18㎜以上の場合、ターンテーブルシートの厚みを増すなどの対応が必要になるそうだ。注意したい。