SENNHEISER(ゼンハイザー)から、ワイヤレスヘッドホン「ACCENTUM Plus Wireless」が発表された。市場想定価格¥38,390(税込)で、今春の発売を予定している。型番からも分かる通り、現行モデル「ACCENTUM Wireless」の上位機となる。

 ドライバーには、ACCENTUM Wirelessと同じ37mm口径の、自社開発高性能トランスデューサーを、ブラッシュアップして搭載。低音から高音まで高い再現力を備え、音楽を再生した瞬間から魅惑的なサウンドで上質なリスニング体験を創出してくれる。

 さらにBluetoothコーデックは、SBC、AAC、aptXに加えて新たにaptX Adaptive(48kHz/24ビット)にも対応し、さらなる音の広がりと解像度を感じることができる。低音を強調するベースブーストやセリフや会話を聞き取りやすくするポッドキャストなどのサウンドモードに、5バンドの内蔵イコライザーで自分流にサウンドをカスタマイズ可能だ。

 ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能については、エントリーモデルの「ACCENTUM Wireless」がハイブリッドノイズキャンセリング(フィードフォワード+フィードバック)だったのに対し、フラッグシップモデル「MOMENTUM4 Wireless」と同じ、ハイブリッドアダプティブノイズキャンセリングを採用。ノイズキャンセリング用チップも、MOMENTUM4 Wirelessと同じものが搭載されている。

 周囲のノイズレベルに合わせてノイズキャンセリングの度合いを自動で調整してくれるので、場所を選ばず音楽だけを楽しむことができる。風切り音防止機能も搭載しているので、地下鉄や高層ビル間などの風が強い場所でも風切り音をしっかりと低減する。ワンタッチで切り替えできる外音取り込み機能も搭載し、会話をしたい時や駅のアナウンス、周囲の音を聞き取りたいときはこの機能をオンにすればヘッドホンを外すことなく周囲の音が聞こえるようになる。

 cVcマイクは、ACCENTUM Wirelessの5個からACCENTUM Plus Wirelessではノイズキャンセリング専用が4個、通話専用が2個の合計6個となり、それぞれの役割を受け持っている。ユーザーの周りの騒音を低減して自分の話し声をしっかりと収集するので、通話中の声を相手にクリアーに伝えてくれるという。

 操作性では、スマートポーズ機能を搭載。ヘッドホンを外せば自動で音楽が止まり、再度装着すれば自動で音楽が再生されるので、お気に入りのフレーズを聴き逃すことはない。最大2台までのマルチポイント接続にも対応済みで、スマートフォンとPCの2台のデバイス間をスムーズに切り替えできる。マルチペアリングでは、最大6台のデバイスの履歴を記憶できるとのことだ。

 内蔵バッテリーは、ACCENTUM Wirelessと同様に一度の充電で最大50時間(ANCオン)の再生が可能。10分で5時間の再生ができる急速充電にも対応しているので、時間がない時でも安心だ。