ステレオサウンドは、ソニー・ミュージックレーベルズとの共同企画・制作により、TMNETWORKの『Gift for Fanks』(1987年作品)と『CAROL 〜A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991〜』(1988年作品)を、2024年1月12日(金)にSACDハイブリッド盤で復刻販売いたします。
なお、発売に先駆けて、2023年12月30日(土)・31日(日)に東京ビッグサイトで開催される「コミックマーケット103」(南3・4ホール/ブース番号2922)にて、この2作品の先行販売を行ないます。
TM NETWORK『Gift for Fanks』
発売日:2024年1月12日(金)
品番:SSMS-069(TDGD90059)
フォーマット:SACDハイブリッド盤(SACD層は2chのみの収録)
装丁:デジパック/制作ノート付属
価格¥5,500(税込)
マスタリング・エンジニア:鈴木浩二(Sony Music Studios Tokyo)
制作・発売:株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ
企画・販売:株式会社ステレオサウンド
販売場所:ステレオサウンドストア、一部のオーディオ専門店
完全限定生産盤
オリジナル発売:1987年7月1日
TM NETWORK『CAROL 〜 A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991〜』
発売日:2024年1月12日(金)
品番:SSMS-070(TDGD90060)
フォーマット:SACDハイブリッド盤(SACD層は2chのみの収録)
装丁:デジパック/制作ノート付属
価格¥5,500(税込)
マスタリング・エンジニア:鈴木浩二(Sony Music Studios Tokyo)
制作・発売:株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ
企画・販売:株式会社ステレオサウンド
販売場所:ステレオサウンドストア、一部のオーディオ専門店
完全限定生産盤
オリジナル発売:1988年12月9日
■作品紹介
『Gift for Fanks』は、シングル「Get Wild」(1987年4月発売)の大ヒットを受けて、1987年7月1日に発売されたTM NETWORKにとって初となるセレクション・アルバムです。4作目のオリジナルアルバム『Self Control』までの楽曲に、12インチ・シングル曲や「Get Wild」を加えた、全14曲が収録されており、シングル/バラード曲を問わず人気の高い楽曲を惜しみなく詰め込み、総収録時間が当時の CDの限界に近い73分を超えるなど、ファンにとっては TM NETWORKの魅力を存分に味わうことのできる、またとない贈り物になっていました。
「Get Wild」がテレビアニメ『シティーハンター』のエンディングテーマに採用され、TM NETWORKの名が世間に急速に知られるようになった絶妙なタイミングでの発売だったことにより、本作はオリコン・チャートでTM NETWORKに初の1位をもたらし、新たなファンの獲得に対しても大きな役割を果たした、グループ初期の記念碑的な作品であったと言えます。
いっぽう、『CAROL 〜A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991〜』は、1988年12月9日に発売された6枚目のオリジナルアルバムで、少女「キャロル・ミュー・ダグラス」が異世界で盗まれた「音」を取り戻すというストーリーをモチーフとした、コンセプト・アルバムとなっています。ヒット作を連発し、すでに確固たる人気を誇っていたTM NETWORKが、さらなる進化を遂げた作品であり、小説、ライブ演出、CDと複合的な展開によって多くのファンから最高傑作と評されています。
また、アニメ映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の主題歌「BEYOND THE TIME(メビウスの宇宙を越えて)」や、映画『ぼくらの七日間戦争』の主題歌「SEVEN DAYS WAR」なども収録されていて、本作もオリコン・チャートの1位を飾りました。
録音はリーダーの小室哲哉が当時拠点としていたロンドンで行なわれ、最終的なミックスは、ロキシー・ミュージックやジャパンなどのエンジニアリングで世界的に名が知られていた、AIR Studiosのスティーヴ・ナイが手掛けています。
■復刻に関して
今回の復刻は、メンバーのソロ作品を含め、TM NETWORKにとって初のSACD化作品となります。SACD化のためのマスタリングを依頼したのは、Sony Music Studios Tokyo所属の鈴木浩二さん。2作品とも全曲でオリジナル・トラックダウンマスターを採用し、アナログ・テープの経年による変化を補整した以外は、ほとんど手を加えずに、SACD層のためのDSD変換を行なっています。
そして、CD層用のPCM信号については、このDSD信号を元にスタジオ独自の機材を用いて制作しているため、トラックダウンマスターの持つ、驚くほど生々しい音の質感を、SACD層とCD層の両方で味わえる仕上がりになっています。
なお、一般的にマスターテープとは、収録曲をアルバムの曲順どおりに並べ替えて(アナログマスターの場合は、ダビングによって)制作されるカッティングマスターのことを指しますが、今回のSACD化では、ステレオサウンド社の理想を深く理解する、ソニー・ミュージックレーベルズの尽力によって、カッティングマスターよりも一世代上流にあたる、貴重なトラックダウンマスターを全曲分揃えることができたことで、彼らの目指した音を、より高いクォリティで皆様にお届けすることが可能となりました。
『Gift for Fanks』では、テープ幅/スピード等が異なる様々な仕様の10本を超えるトラックダウンマスターが、『CAROL 〜A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991〜』では、1/2インチ幅(76cm/s)仕様の4本のトラックダウンマスターが、Sony Music Studios Tokyoに運び込まれ、世界有数のエンジニアである鈴木浩二さんによって、これ以上ないほど丁寧な手法で音の鮮度の高さを保ったままデジタルに変換されています。
TM NETWORK「Gift for Fanks」<収録曲>
- Get Wild
- Come on Let's Dance(This is the FANKS DYNA-MIX)
- Passenger
- Your Song(”D” Mix)
- Dragon the Festival(Zoo MIX)
- 1/2の助走
- 愛をそのままに
- Confession 〜告白〜
- Rainbow Rainbow(陽気なアインシュタインと 80年代モナリザの一夜)
- 1974(16光年の訪問者)
- 8月の長い夜
- Nervous
- You can Dance
- Self Control(方舟に曳かれて)
TM NETWORK「CAROL 〜A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991〜」<収録曲>
- A Day In The Girl's Life(永遠の一瞬)
- Carol(Carol's Theme I)
- Chase In Labyrinth(闇のラビリンス)
- Gia Corm Fillippo Dia(Devil's Carnival)
- Come On Everybody
- Beyond The Time(Expanded Version)
- Seven Days War(Four Pieces Band Mix)
- You're The Best
- Winter Comes Around(冬の一日)
- In The Forest(君の声が聞こえる)
- Carol(Carol's Theme II)
- Just One Victory(たったひとつの勝利)
- Still Love Her(失われた風景)