完実電気は、Warwick Acousticsの静電型ヘッドホンシステム「Bravura」シリーズを12月15日(金)に発売する。同ブランドについてはこれまでエミライが輸入販売を行ってきたが、今回完実電気がそれを引き継ぎ、まずは以下の4モデルから販売する。

●静電型ヘッドホンシステム(静電型ヘッドホン+専用ヘッドホンアンプSonoma-1)
Bravura system(Silver) ¥913,000(税込)
Bravura system(Black) ¥1,034,000(税込)
●静電型ヘッドホン
Bravura Headphone(Silver) ¥330,000(税込)
Bravura Headphone(Black) ¥407,000(税込)

Bravura system(Black)

 Warwick Acousticsは、イギリス、バーミンガム郊外にあるミラ・テクノロジー・パークに本社を置き、Personal、Studio Headphoneと車載システムの2事業部からなるオーディオブランド。Bravura System、APERIOの開発で培った静電型ドライバーのテクノロジーは、車載システムへと展開されているという。

Bravura Headphoneの主な特長
●High-Precision Electrostatic Laminate Transducer(HPEL)振動板を搭載した静電型ヘッドホン
●振動板は8つのエリアにフレームで区切られており、独立して振動するため、共振に優れるだけでなく、優れた高域特性(10Hz〜60kHz)を実現
●アルミニウム製振動板は、シンプルな3層構造で、生産性も安定している
●フラッグシップモデル「APERIO」で開発したヘッドバンドを採用し、高級感と装着感を大きく改善
●材料の改良と生産工程の見直しにより、「Sonoma Model One」に比較して12dB以上能率がアップ、「ワーム」「ラウドネス」を意識したチューニングにより、表現力豊かなサウンドを実現
●ケーブルを新規開発。静電容量が少なく、帯電によるノイズの発生を大きく改善(ケーブルの長さは2mまで)

Bravura system(Silver)

専用ヘッドホンアンプ「SONOMA-1」の主な特長
●ディスクリート構成FETトランジスターを採用いたClass Aアンプは、ワイドレンジで安定した周波数特性と抜群の低歪を実現
●ESS 32ビットsabre reference DAC(型番未公開)を、L/R 2基を独立して搭載。DSD 128(DoP)、PCMは192kHz/24ビットまで対応
●64ビット固定演算小数点型DSPを搭載、ワイドレンジ再生と正確なボリュウムコントロールを達成
●AKM 32ビット/384kHz A/Dコンバーターを2系統のアナログ入力に独立して搭載
●航空機などにも使われる頑強なアルミ素材を、押し出し材からCNC加工で削り出した約8mm厚のシャーシを採用

「Bravura Headphone」の主なスペック

●型式:静電型ヘッドホン
●振動板:HPEL 片面バイアス方式
●再生周波数帯域:10Hz〜60kHz
●インプットケーブル:レモタイプ、4Pin、着脱式、L/R 独立
●質量:303g(本体)

「Sonoma-1」の主なスペック

●接続端子:USB Type-B、同軸デジタル入力、アナログ入力2系統(3.5mm、RCA)
●アンプ:ハイバイアス・Class A出力
●歪み率:0.05%以下
●寸法/質量:W190×H57×D290mm/2.45kg