ステレオサウンドNo.229は本誌冬号恒例の「ステレオサウンドグランプリ」と「ベストバイコンポーネント」を中心に、海外オーディオメーカーの訪問記事やジャズの街・根室訪問記、注目新製品の詳解記事など、年末号らしい内容盛りだくさんの一冊に仕上がっています。表紙を飾るスピーカーシステムは、イタリアに拠点を置くソナス・ファベールの創業40周年記念モデル、Stradivari G2 Anniversaryです。
ステレオサウンドグランプリ
Stereo Sound Grand Prix 2023
今年1年間に新発売されたすべてのオーディオ製品を選考対象とする「ステレオサウンドグランプリ」。本年度はオーディオ評論家5名/本誌編集部代表2名(2名で1票)の計7名(6票)の選考委員による投票と討議により、計33機種がステレオサウンドグランプリを受賞し、そのなかから決選投票によって決定された1モデルがゴールデンサウンド賞に輝きました。この選考結果を見ることで、2023年に新発売されたオーディオ機器の傾向、受賞した33製品の魅力、そして、2023年最高のオーディオ機器なども明らかとなるはずです。
ジャンル別・価格帯別
’23→’24ベストバイコンポーネント 551選
本誌の「ベストバイコンポーネント」は、前年のベストバイに選定され、本年12月時点で販売を継続している製品と、直近一年間に登場した新製品を選考対象とし、選考委員の得点投票によって、それらをジャンル別・価格帯別にランキングする企画です。今年は6名の選考委員の投票により、合計551機種のオーディオ機器が選出されました。順位や合計得点だけでなく、各選考委員のコメント文なども参考にしながら、オーディオ機器をお選びいただくためのガイドとしてご活用ください。
そのほかの注目記事
①最新かつ最注目の製品を詳解する「SPECIAL PRODUCTS REVIEW」では、「ステレオサウンドグランプリ2023」を受賞した3製品――ソナス・ファベールの「Stradivari G2 Anniversary」、リンの「360 EXAKT」、テクダスの「Air Force 10」を取り上げています。また「ベストバイコンポーネント」に選出された各製品をはじめ、この冬注目の新製品を「Exciting Components」と「New Components Review」で詳報します。
②日本の本土最東端にあり「ジャズの街」としても有名な北海道根室市を訪れた「根室・オーディオ紀行」。ジャズファン、オーディオファイルであり、地域の文化発展に長年尽力されてきた現・根室市長のご自宅を訪ねました。
③パリ近郊にあるオーディオ機器メーカー「オーディオネック」を訪問。創業者へのインタビューや開発の現場をレポートする「フランス、オーディオネック訪問記」。そして、カナダ、トロントにある広大な本社内で、開発から製造までの一貫体制を誇るスピーカーメーカー「パラダイム」、その歴史・技術・音をテーマに深掘りする「パラダイムの社歴と独自の設計アプローチ」。
④レコード演奏家を巡る連載記事「ベスト・オーディオファイル AGAIN」。
(ステレオサウンド編集部)