ELAC(エラック)から、同ブランド「300」シリーズの新製品「ELEGANT BS 312.2」(¥385,000、ペア、税込)が発表された。発売は12月下旬を予定している。

 BS 312.2は先に開催された東京インターナショナルオーディオショウで参考出品された製品で、25年以上小型高性能スピーカーの代名詞として君臨してきたELAC 300シリーズの最新モデルとなる。

 その一番の特長は、新開発されたJET6トゥイーターを搭載している点にある。ELACの300シリーズやVELAシリーズ等に搭載されているJET5トゥイーターは2013年の誕生以来そのパフォーマンスが高く評価されてきた。JET6はその次世代バージョンとして、10年に渡る地道な研究、カット&トライを経て生み出されており、特性と音に向き合った進化を果たしている。

 JETトゥイーターは、25mmドーム型トゥイーターの10倍の振動板面積を持ち、優れた周波数特性と高いパワーハンドリング、そして圧倒的な低歪みを誇っている。ひとつひとつハンドメイドで製作され、手間と労力と引き換えに高いクォリティを獲得しており、絶え間ない進化も相まって他の追随を許さないELACのアイコンともなっている。

 JET6では、カプトン素材にプリントされた導電アルミニウム・パターンの厚みに変化を持たせ、振動板の質量分布に変化を与えており、さらにフォイル・レイアウト(振動板の畳み幅)を従来の2パターンから数種類の複雑な組み合わせに変更している。これにより共振の低減とTHDの改善(2kHzと12kHz付近に顕著)、周波数特性のリニアリティ向上(30kHz以上に顕著)を果たしたという。

 JET6に組み合わせる115mm AS XR(アルミ・サンドウィッチ・クリスタルライン)コーン・ウーファーはクルトミューラー製ペーパー・コーンと、アルミニウム・コーンを重ねた振動板を採用。軽量で内部損失に優れ、クリスタル・ラインと呼ばれる幾何学模様のパターンがコーン振動板の強度を10倍アップさせている。

 今回、JET6に対応するハイスピード・レスポンスを得るために、ウーファーの磁気回路の強化も図られている。同時にロング・ストロークを支えるボイスコイル・ボビンは、耐熱性能のアップのために口径が拡大されている。

 BS312からELEGANT BS 312.2への主な変更点は以下の通り。

●トゥイーターをJET5からJET6に変更
●ウーファー磁気回路を強化、ボイスコイルの口径拡大
●ネットワーク仕様変更
●JETフロント・プレート形状を変更。様々な形状のプレートの中から特性と聴感で選定
●スピーカー・ターミナルをシングル・ワイヤリングからバイワイヤリング対応に
●BS312に付属していたグリルネットがオプションに

「BS 312.2」の主なスペック

●型式:2ウェイ2スピーカー・バスレフ型
●使用ユニット:JET6トゥイーター、115mm AS XR Coneウーファー
●クロスオーバー周波数:3,200Hz
●周波数特性:42Hz〜50kHz
●能率:88dB/2.83V/m
●インピーダンス:4Ω(最低保証3.4Ω/280Hz)
●入力:定格75W(最大100W)
●寸法/質量:W123×H208×D282mm/7.2kg

ELEGANT BS 312.2のオプション

●LS 60スピーカー・スタンド ¥104,500(ペア、税込)
●TOP PLATE BS 312.2 ※LS 60用トップ・プレート ¥16,500(ペア、税込)
●BASE BS 312.2 ¥38,500(ペア、税込)
●METAL MESH GRILLE ¥13,200(ペア、税込)
●FABRIC GRILLE BS 312 BLACK ¥38,500(ペア、税込)
●FABRIC GRILLE BS 312 GLAY ¥38,500(ペア、税込)