KEFは、来たる2023年12月9日(土)に、東京・青山に多面的に使用できるスペース「KEF Music Gallery Tokyo」をオープンする。

 名だたるラグジュアリーブランドやデザイナーブランドの発信地である同地において、これまでにない素晴らしいサウンド体験を提供する、としている。このKEF Music Gallery Tokyoは、単なる製品のショールームではなく、お客様が集い、そこで新たなアーティストや音源を発見できる、ダイナミックで多面的なスペースとしての活用を目指しているそうだ。

 内部には、先駆的なハイエンドスピーカーである「Blade」や「The Reference」コレクション、革新的な「LS Wireless」コレクション、カスタムインストール・スピーカーからヘッドホンに至るまで、同社が取り扱う幅広い製品群にアクセスすることができ、KEFのスローガンである「Listen and believe(聴けば確信)」を、来場したさまざまなユーザーが体験することができる、としている。

 デザインは、イギリス・ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートを修了したアストリッド・クラインとマーク・ダイサムによって設立された、建築、インテリア、公共スペース、インスタレーションのデザインで知られる国際的な建築設計事務所、クライン ダイサム アーキテクツ(KDa)が担当し、KEFのシグネチャーである「Uni-Q」スピーカー・ドライバーを巨大な3次元グラフィックとして建物のガラスファサードの一部に表現。ライトアップされたUni-Qが、建物全体を巨大な透明スピーカーに見立て、ユーザーを2つの体験型ギャラリースペースと、3つの異なるサウンドルームに引き込み、没入型サウンドの世界に浸ることができるよう設計されているということだ。

●店内について
【1F The Gallery】
ユーザーが最新のKEF製品の試聴をしたり、ブランドの最新情報やイベントについていち早く知ることができるスペース

【2F The Studio】
イベントやエキシビジョン、ブランド・イマージョン・セッションなどを開催、クリエイターがポッドキャストを録音したり、ライブストリーミングを行なったりするスペース

これらの体験スペースには、可動式のLEDモニターが設置され、アーティストやデザイナー、ミュージシャン、サウンド・プロデューサーなどによるデジタル・インスタレーションやコラボレーション作品を展示することが可能。また、片側の壁は、床から天井まで吸音壁を備え、KEFのワイヤレス・スピーカーをフレキシブルに変化させて展示できるよう、調節可能なフローティング・シェルフが取り付けられている。クリエイターによる展示作品とKEFのハイフィデリティ・サウンドと組み合わせる体験も可能となっている。壁の反対側には全面ガラス張りの窓があり、ギャラリーを明るく風通しの良い空間に彩っている。

【The Ultimate Experience Room】
これまでにないHiFiオーディオを体験できるように作られたサンドルーム。KEFのフラッグシップモデルである高さ2メートルの「MUON」が設置され、お好きな音源でそのアーティストが意図したサウンドをディテイルまで楽しめるようになっている

【The Wireless High-Fidelity Lounge】
KEFの「LS Wireless」Collection が一堂に集まったワイヤレス・ハイフィデリティ・ラウンジ。来場者には、家庭用オーディオの未来を体験してもらえるスペース

【The Extreme Theatre】
究極のホーム・エンターテイメント体験であるエクストリーム・シアター。KEFの最上級エクストリーム・ホーム・シアター・カスタムインストール・スピーカーをスクリーン背後と天井、壁に埋め込み設置。ハイエンドスピーカー「Blade One Meta」と共に楽しめる。ユーザーは、くつろいだ雰囲気の中でお気に入りの映画を鑑賞し、カスタムホームシネマのセットアップを体験することができる