▲【フォステクスカンパニー/Hall 1】フォステクスでは、モニタースピーカー「NF06」を参考展示。ようやく開発の過程にも終わりが見えてきたそうで、今後は音質のチューニングに入る段階になるそうだ。一応、来年の秋の発売を予定していて、予価は30万円前後(ペア)を想定している。製品としてはパッシブタイプだが、パワードの要望が多ければ検討の余地もあるという。

▲【ヒビノ・日本音響エンジニアリング 他/Hall 1】ヒビノグループの展示の中で注目を集めていたのは、日本音響エンジニアリングから参考出品されていたモノーラルパワーアンプ「NES550」。前モデル「NES500」(旧:日東紡音響エンジニアリング)は登場から相当の年数が経っていることもあり、新たに開発をスタート。2025年春の発売を目指して開発が進められているという。型番の通り出力は500Wを持ち、ナチュラルなサウンドの再現を目指しているという。トランスは、片チャンネルあたり2基を搭載するという。価格はペア240万円前後を想定しているという。

▲【TAOC・アイシン高丘グループ/Hall 1】アイシン高丘では、創業40周年を迎えたことを記念して、今春より業務用ブランド・TAOC STUDIO WORKSを立ち上げていて、スタジオの要望に合わせた高さのスピーカースタンドなどを展開し、商売としては順調に推移いているという。また、近年ではエンジニアやミュージシャンが、自宅で制作活動する機会も増えていることを受け、高さが15cmと20cmというコンパクトなスピーカースタンド「MSTP-D」シリーズもラインナップしている。支柱部分には、家庭用スピーカースタンドで好評の鋳鉄粉が封入されているそうで、制振効果も高くなっている。15cmがペア53,000円、20cmがペア54,000円とか

▲MSTP-D15HBをカラー展開した試作モデル

▲【NMG Studio/Hall 1】NMG Studioからは、「OTOMA」と命名されたドルビーアトモスの7.1.4の再生に対応するサラウンドスピーカーシステムが参考展示されていた。見た目、スター・トレック・ディープスペース・ナインに出てくる宇宙ステーション(DS9)のような形状だが、円周部分と手(上に伸びている部分)のような部分にスピーカーが合計11個内蔵されている。着座部分の後ろにウーファーが設置されている。
スピーカーが小さいこともあって音は軽めだが、方位感、移動感の再現はなかなかに優秀だった。

▲【須山歯研/Hall 1】須山歯研(FitEar)からは、ブランド初のモニターヘッドホン「Monitor-1」が試作モデルが参考展示されていた。業務用カスタムIEMのサウンドに近いチューニングを施して、音楽業務用向けへのリリースを目指しているそう。来年2月ごろの発売を想定しているという。