トッププレート送信管807の素直で明瞭な音を聴かせるアンプです

Fascination110は『管球王国』110号「マイ・ハンディクラフト」企画で是枝重治氏が製作記を発表した807プッシュプル・パワーアンプです。ビーム管807は6L6と同時代に登場した送信管で、カッターアンプでのウェスタン・エレクトリックWE350Aの代替や、軍用/アマチュア無線機用などにも広く使われました。

是枝氏がビーム管KT66以上に愛好するというヴィンテージ管807の素直で明瞭な音を生かすアンプがFascination110のコンセプトで、スマートなステンレス製シャーシでまとめられています。出力24.5W+24.5Wで、現代の大型スピーカーとの組合せでも豊かなスケール感のある音を聴かせるアンプです。