一般社団法人ファミリーラボから、インテリアに馴染むオーディオシステム「Flora Sound System」(¥132,000、税込)が発表された。スピーカー部とアンプ部からなるセパレートシステムで、入力端子はアナログ(RCA)を1系統装備する。

 近年のコロナ禍により、在宅勤務やオンライン会議等の普及が進み、プライベート空間にいる時間が増えている。それに伴い、豊かで心地よい過ごし方が改めて見直されている。自宅でいい音を楽しみたいという需要もそのひとつで、特に家庭向け小型オーディオが注目されているそうだ。

 これを受け、ライフスタイルやインテリアの視点を取り入れたれた商品として開発されたのが、Flora Sound Systemとなる。主材には天然ひのきを採用。これは木の持つ自然の力が、森林浴をしているかのような美しい音のエネルギーと香りの流れを生み出してくれるという思いからだという。

 スピーカー内部にはホーン形状が採用され、フロントパネルにも繊細なデザインが施されている。これらは同時に、弦楽器のサウンドホールのような役割を果たしている。デザインモチーフは、撥弦楽器リュートやクラシックギターのルーツであるウードのサウンドホールからインスピレーションを得て、ウードの製作者であり演奏家でもあるNazih Ghadban(ナジ・ガドバン)氏によってデザインされた。

 すべての内部配線には、高品質なオーディオ信号素材であるPC-Triple Cを採用。アンプ回路は、熟練エンジニアによる手作業によって組み立てられており、電子部品は一点一点ハンダ付けされている。

 スピーカー設置用のセラミックインシュレーターも付属。これは、既存のインシュレーターをピアノとの実験で重ね、特殊な音響技術を応用した手作り品だ。V字型デザインを採用しており、スピーカーの角度を変えて設置可能。スピーカーを天井から吊り下げたい場合は、クランプを取り付けることもでき、様々なシーンに合わせてフレキシブルな設置ができる。