ユキムのオリジナルブランド、YUKIMU SUPERAUDIO ACCESSORYから、漆ターンテーブルシート「黒琳 URUSHI」(¥77,000、税込)が登場。12月下旬に発売される。
美しさと耐久性に優れた漆塗りの技術は、工芸材料価値を有するとともに、現代の厳しい基準に耐えうる工業原料だ。漆は楽器などの音響製品でもその効果が認められおり、楽器に漆膜が形成されることで音圧のピークが高周波側へシフトするというレポートや、スピーカーなどオーディオ機器の表面に塗布することで音の響きが改善されたという報告は数多く存在している。
黒琳 URUSHIはこの伝統的な工業原料の特性を活かし、高い精度で製作されるアナログ・ターンテーブルシート。厳選した集成材に熟練の職人が漆を手塗りすることで、高い平面性を確保し、アナログレコードとの親和性を生み出している。また漆には高い絶縁性があり、静電気対策にも効果的なことからアナログレコードにとって最適な自然素材と言える。
また黒琳 URUSHIでは、漆の響きが生きるようターンテーブルの回転軸を通す穴の内側にまで漆を塗り重ねている。乾燥後の漆の仕上がり具合を想定しながら塗膜が均一になるよう塗る作業は限られた熟練職人の高度な技術と経験、湿度と温度の適した環境が求められるという。
「黒琳URUSHI」の主な特長
●素材:素地 木製(中質繊維板)、塗装 天然漆
●寸法/質量:直径約293×厚さ約6mm/約367g
●センタースピンドルホール径:約7.2mm