MUSIN(SHANLING/iBasso Audio/ONIX/WiiM)/601

 MUSINブースでは、上に記したように取り扱い書くブランドの新製品を含む多数のモデルを展示・試聴を行なっていた。注目は、SHANLINGの参考出品の「EC Mini」。ポータブルCDプレーヤーに、バッテリーとUSB DAC機能、Bluetooth送受信機能を搭載した、ある意味オールインワンモデル。別途、Bluetoothスピーカーを組み合わせれば簡易システムが出来上がりとなる。LDACをサポートしており、ハイレゾオーディオワイヤレスの認証も取得している。マイクロSDカードスロットも備える。年内発売予定で、価格は5万円半ばを予定。

▲ポータブルCDプレーヤー「EC Mini」

▲「EC Mini」のリア。車載モードも備えている

▲ポータブルDAC「UA4」。表示パネル搭載がニュー。現行「UA3」よりも安価な設定になるそう

Layfic Tone/602

 Layfic Toneでは、新製品となる有線ヘッドホン「Wired」(写真・黒)とワイヤレスヘッドホン「BROADBAND」(同・白)を展示・試聴していた。Wiredはモニター仕様で、年初までの発売を予定していて、価格は15万円前後。BROADBANDは、民生用(家庭用)を想定しているそうで、Wiredとドライバーは同じながら5万円前後という廉価に抑えられている。発売は少し先で、来春を予定しているそうだ。

▲Layfic Toneの新作ヘッドホン

宮地商会M.I.D. C-audio/602

 宮地商会のブースで注目は、RHAPSODIOの弩級有線イヤホン「Supreme V3」。見ての通り金ぴかのシェルが目を引く逸品で(真鍮製のシェルに金メッキ)、年内の発売を予定していて、価格は99万円前後になるそう。静電ドライバー1発で40kHzまでの再生特性を持つ。懐かしのHDSSを搭載する。

▲RHAPSODIOの「Supreme V3」

▲ケースは錫製という

▲今春発売以来、人気というADVの有線イヤホン「TURBO」

リアルアシスト ミミソラ事業部/602

 リアルアシストでは今回も新製品・参考展示を多数行なっていたが、中でも注目は、当日発表のKineraブランドの新作有線イヤホン「Freya2.0 LTD」。筐体をダウンサイジングしつつ、少し狭くなった内部構造に合わせて、Kineraらしいサウンドを再現するように再チューニングしたのが特徴となる。今回は、同社CEOのAARON氏と、デザイナーのCYNTHIA氏(AARON氏の奥様)が来日。短時間ながら、ブランドの理念を聞かせていただいた。曰く、製品には、優れた音質と、美しいデザインの両立を目指しているそうで、創業地中国においても、広くブランドは認知されているそうだ。CYNTHIA氏によれば、製品を梱包している箱の形状にも留意しているそうで、インテリアとして飾っておけるようなデザインにまとめている、ということだ。今後、日本市場にはより注力していきたい、と話してくれた。

▲有線イヤホン「Freya2.0 LTD」

▲Kinera CEOのAARON氏(右)とデザイナーのCYNTHIA氏。手にしているのは「Freya2.0 LTD」の箱

▲See Audioの有線イヤホン「HAKUYA」(参考出品)。相変わらず(笑)詳細不明で、予価は50万円前後になるそう

IidaPiano/603

 飯田ピアノでは1社で1ブースを使って多数の製品を展示していた。入口、および入って右奥には、Fennessyの一体型レコードプレーヤーが鎮座し、来場者の視線を集めていた。

 また、迷路図のようなロゴが目立つ・Heart Field Acousticsからは、見た目がプロジェクターのようなヘッドホンアンプ「Dionysus」(ディオニュシス)が参考展示されていた。オーディオシステムの中では、プリとしても使えるそうで、増幅はクラスB、ABの切り替えが可能。アルプス製ボリュームを採用して、精緻な音量コントロールを可能にしているそう。受注品で、予価150万円前後になるそう。

▲Fennessyの「Donut i7」。ホーン部分は金属(アルミ)で、ネジ式で取り付けられていて、取り外しも可能。懐かしい音がする

▲ヘッドホンアンプ「Dionysus」