NIDEON

 東京ステーションコンファレンス5F、501Aにブースを構えるNIDEONには、初のポータブルアンプ「NPA-01」が展示されていた。国内設計・国内生産の高出力モデルで、ユーザーの要望に合わせて音域特性をカスタマイズ可能という。4.4mmバランス入力/出力専用モデルで、価格は未定。年内の発売を予定している。NPA-01用のオプション4.4mmケーブルも発売予定とのこと。

nwm(ヌーム)

 NTTソノリティは同社のオーディオブランドnwmから、特許技術のインテリジェントマイクを使ったビームマイクスピーカー「Link Shell」をデモしていた。卓上に設置する正方形のマイクで、指向性を120度と360度に切替可能。対象とするエリア以外の音(外来ノイズや話声など)をカットして、必要な声だけを集めるというものだ。

 ブースには同機能を搭載したインテリジェントマイク搭載イヤホンの試作品も展示されており、駅などの雑踏でも装着者の話し声だけを集めるデモも行われていた。こちらは2024年早期の発売を目指しているとのことだ。

CROSSZONE(トライオード)

従来モデルとの外観上の違いは、ヘッドバンド内側に書かれた「ENHANCED」の文字のみ

 トライオードは、昨日発表したばかりのCROSSZONEの新製品「CZ-8A Enhanced」(¥242,000、税込)と「CZ-10 Enhanced」(¥132,000、税込)を展示し、従来モデルとの比較試聴を行っていた。

 どちらも同社独自の頭外(前方)定位を実現した「CZ-8A」「CZ-10」のバリーエーションモデルで、海外ユーザーなどからもっと低域の迫力のある音を楽しみたいという要望に応えてサウンドチューニングを施したモデルだという。各モデル100台の数量限定で11月に発売される。

Austrian Audio

左がヘッドホン・アンプ「Full Score one」で、右がヘッドホンの「The Composer」

ユニットは若干の傾斜を持って取り付けられている。イヤーパッドはマグネットによる着脱式

 Austrian Audioでは、オーディオファンに向けたリファレンスヘッドホン「The Composer」とヘッドホン・アンプ「Full Score one」を展示していた。

 The Composerは、新開発の49mmドライバーを搭載した開放型ヘッドホンで、音楽のあらゆるニュアンスを聴き取ることを重視するオーディオ愛好家向けにデザインされたモデルという。

 Full Score oneは、インピーダンス10Ωから300Ωまでのヘッドホンにも対応するスペックを備え、作品のニュアンスを余すことなく楽しむことができる。さらにTTT(トゥルー・トランジェント・テクノロジー)と呼ばれる独自技術も搭載され、急峻なトランジェントもリスナーにそのまま伝えることが可能とのことだ。