トライオードから、真空管プリメインアンプの新製品「TRV-A150XR」が、11月に発売される。価格は￥363,000（税込）。
TRV-A150XRは、鮮やかなトライオードレッドのデザインが目を引く真空管プリメインアンプ「TRV」シリーズの新製品で、横幅345mmのコンパクトなサイズに本格的な音と機能を凝集し、手が届きやすい価格を実現しているのが特徴。
上級機「MUSASHI」に搭載して話題となった「KT150」をシングルで搭載したのが注目点であり、真空管の好みに合わせて、300B搭載の「TRV-A300XR」、KT88搭載の「TRV-88SER」、そして今回のKT150のTRV-A150XRという、選択肢が増えたことになる。
TRV-A150XRの主な特長
・上級機「MUSASHI」で話題のKT150真空管をシングルで搭載
高出力が得られるKT150真空管を片チャンネルに1本のシングル構成で搭載することで、様々なスピーカーをしっかりドライブする出力18W＋18W(8Ω)を実現。
・強力な電源部
電源部は大型トロイダル電源トランスと応答が早く損失が少ないSiCショットキーバリアダイオードの整流回路を組み合わせた強力な電源部を搭載している。
・簡単にバイアス調整が可能
シャーシ天面にバイアスメーターとバイアス調整ボリュームを装備しているので、メーターを確認しながら簡単にバイアス調整が可能。
・新設計のアルミ削り出し高級リモコン
音量調整、ミュート、ダイレクト選択の入力切り替えが、手元で行なえる。
・PHONO（MM型対応）入力も装備
入力はLINE入力を3系統の他に、フォノイコライザーを搭載したPHONO（MM型対応）も装備。アナログレコードプレーヤーも接続可。
TRV-A150XRの主な仕様
回路型式：A級シングル
使用真空管：KT150×2本、12AX7×1本、12AU7×2本
バイアス方式：固定バイアス（バイアスメーター付きで調整可能）
定格出力：18W＋18W（8Ω）
周波数特性：16Hz～62kHz（-3dB）
ＳＮ比：90dB
入力端子：【LINE】3系統、【PHONO(MM)】1系統
入力感度/インピーダンス：【LINE】400mV/100kΩ、【PHONO(MM)】2.5mV/47kΩ
スピーカー出力端子：1系統(4～8Ω)
ヘッドホン出力端子：Φ6.3mmステレオ標準ジャック
定格消費電力:180W
寸法：横幅345×奥行320×高さ210mm
質量：18kg
付属品：真空管ボンネット、電源ケーブル、リモコン