ファーウェイ・ジャパンは本日10月17日、都内で発表会を開き、2023年下半期の新製品――フラッグシップモデルの発表・体験会を行なった。

 同会で発表されたのは、スマートウォッチ、完全ワイヤレスイヤホン、メガネタイプのオーディオ機器・オーディオグラスの3ジャンル。製品名と価格、発売日は下記の通りだ。

スマートウォッチ
「HUAWEI WATCH GT4 46㎜」 オープン価格(実勢¥33,880~) 10月24日発売
「HUAWEI WATCH GT4 41㎜」 オープン価格(実勢¥32,780~) 〃
「HUAWEI WATCH ULTIMATE DESIGN」 オープン価格(実勢¥459,800) 10月17日発売

46㎜版

41㎜版

完全ワイヤレスイヤホン
「HUAWEI FreeBuds Pro 3」 オープン価格(実勢¥28,800) 10月17日発売

オーディオグラス
「HUAWEI Eyewear 2」 オープン価格(実勢¥37,800~) 11月24日発売

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 さて、会では、上記製品群のそれぞれの特長が詳細に説明されており、以下、簡潔にそれを紹介していきたい。

 まず、スマートウォッチのHUAWEI WATCH GT4は、1号機の発売からの10年の集大成といえる内容にまとめられているそうで、「Fashion Forward」をキーコンセプトに、デザイン・機能・素材といった要素を高次元に製品に投入しているという。同時に各種のデジタル技術を通じて、ユーザーの健康(ヘルス)、運動(スポーツ)をサポートしたいとしている。

新しいスマートウィッチの特長を説明する、ファーウェイデバイス日本の、王子田氏

 新たにカロリー管理機能も搭載された。これは、装着時にリアルタイムで計測される消費カロリーを元に、手動となるが自身の摂取カロリーを記録することで、一日の摂取カロリーと消費カロリーのバランスを見られるもの。それを参考に、運動(ワークアウト)量の増減を決めるなど(もっとカロリーを消費しようとか)、自身の行動のモチベーションにつなげられるようになっている。

新たにカロリー管理機能を搭載

 会にはゲストとしてモデルの貴島明日香も登壇し、新型スマートウォッチの操作感をコメント。曰く、「歩数目標の達成度を花を開く形にしていて、歩く距離に応じてそれが開いていくのが可愛くて! もっと歩こうっていうモチベーションにつながりました」と絶賛。また、特徴でもあるデザイン面については、「スマートウォッチというとカジュアルというイメージがありましたけど、とっても上品で、洋服とのコーデもしやすいし、文字盤をいろいろと選べるのも楽しかったです」と大きな笑顔を見せていた。

 なお、5月に発売したフラッグシップモデル「HUAWEI WATCH Ultimate」のラインナップモデルとして、18K(ゴールド)を組み合わせた「~DESIGN」も発表された。ベゼル部分やベルト部分に豪勢に金を用い、ゴージャスな雰囲気を強化した仕上がりとなっている。

 完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds Pro 3」は、Proの型番から分かるように、同ブランドのフラッグシップモデル。使い勝手の向上に眼目がおかれ、ノイズキャンセル機能の強化(精度向上)、操作性のアップ(ステーの部分にくぼみを設けて、ブラインドタッチでも分かりやすくした)、通話機能(音声)の改良も行なわれるなど、全方位的に機能・性能を向上させている。音声周りについては、ほぼ前モデル同等というが、会場で短時間ながら試聴したところでは、全体的に落ち着いた雰囲気となり、重心はより下がり、細かい音の再現性がより向上しているように感じた。

現行「HUAWEI FreeBuds 5」に新色「コーラルオレンジ」もラインナップ。本日発売で価格は¥21,800(税込)

 最後は、メガネタイプのオーディオ機器「HUAWEI Eyewear 2」。第2世代機となる製品で、今回は、開発段階からアイウェア企業・OWNDAYSとの協業を行ない、同社の持つ日本人向けのメガネ作成のデータを基に、より日本人の顔にあった形状・デザインを実現した、ということだ。音質はもちろん、装着性、操作性(バッテリーの長時間化なども含め)も大幅な改善が行なわれているそうだ。

サングラスになるアクセサリーも用意。磁石でくっつく形

ファーウェイデバイス日本のヤン・タオ プレジデント(左)と、OWNDAYSの田中 代表取締役