ファーウェイ・ジャパンから、完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル「HUAWEI FreeBuds Pro 3」が、本日10月17日に発売される。価格は¥28,800(税込)。

 HUAWEI FreeBuds Pro 3(以下、FreeBuds Pro 3)は、一昨年発売の「HUAWEI FreeBuds Pro 2」の後継モデルで、Pro 2で磨き上げた性能を引き継ぎつつ、ワイヤレスイヤホンとしての使い勝手をさらに向上させているのが特徴となる。

 まず、収納ケースはより小型・軽量化され、同時に背面の「HUAWEI」ロゴのついたガラス面は耐摩耗性がアップしており、頻繁に持ち運ぶ製品で起きやすい擦り傷などへの対策が強化されている。また、製品を取り出す時も、イヤホンの頭がより露出するようにヒンジ構造が変更され、イヤホンがより取り出しやすくなっているのも、隠れた注目点と言えるだろう。

イヤホンの取り出しやすさも改良されている

 イヤホン本体についても軽量化が行なわれ、前モデルに対して5%軽くなっているほか、スティック部に窪みを設けることで、クリック感を持たせることで、装着しながらの操作がよりしやすくなっている。イヤーチップも、今回は新たに「XS」サイズが追加され、計4サイズが同梱されるなど、幅広いユーザーへ向けて、装着感を高めるよう設計されている。イヤホン本体はIP54の防塵・防滴構造となっていて、アクティブなシーンでの使用にも対応する。

 さて、まず音質周りについて紹介すると、搭載ドライバーは前モデルと同じく、独自開発のハイブリッド式=11㎜のダイナミックドライバー+マイクロ平面ドライバーによって、下は14Hzから上は48kHzまでスムーズな再現性を誇る。国内モデルではLDACコーデックをサポートしており、ワイヤレスオーディオのハイレゾ認証も取得している。

 アクティブノイズキャンセル(ANC)については、前モデルの「インテリジェント・ダイナミックANC2.0」が、「同3.0」へと進化。ANC用のマイクを刷新、ノイズの識別能力を向上させることで、同社比で50%の性能向上を果たしているということだ。

 また、通話性能も向上している。通話用マイクは骨伝導VPUセンサーとなり、かつ耳に密着するような配置とすることで、周囲の騒音を遮断しながら、話者(ユーザー)の声を確実に拾うことができるため、よりクリアな通話が行なえるとしている。加えて、風ノイズや周囲のノイズ(環境ノイズ)も、アルゴリズムの進化によって、キャンセルの程度がアップ。風ノイズは80%、環境ノイズは5dBの改善を可能にしたとしている。

 なお、駆動時間も若干改善され、ANCオン時、イヤホン単体で約4.5時間、ケース併用で約22時間のロングライフも実現している。