ネットワークジャパンから、ドイツのスピーカーブランドQUADRAL（クアドラル）のハイグレード「Chromium（クロミウム）シリーズ」の新製品として、「Chromium Style 35（クロミウム スタイル35）」「Chromium Style 65（クロミウム スタイル65）」の2モデルが11月10日に発売される。価格はChromium Style 35が￥320,000（ペア、税別）、Chromium Style 65は￥650,000（ペア、税別）。
Chromium Style 35
Chromium Style 65
Chromiumシリーズは、ハイエンドの「AURUM9シリーズ」で蓄積したユニット技術を搭載し、高性能な音をより購入しやすい価格で形にした製品。
トゥイーターには、新開発の「E-sense（イーセンス）リボン トゥイーター」を搭載し、解像度とダイナミクスの両立に成功。一方のウーファーは、伝統の「Altima（アルティマ）振動板」により、高い忠実度と力強さを実現したとしている。
同社では、中核的な技術として歴代の製品にリボントゥイーターを搭載してきたそうで、今回のChromiumシリーズには、上述したように新開発品を搭載。これは、ひじょうに薄い平板状のアルミニウム振動板に薄いプラスティック膜をコーティングした構成となっていて、安定性を高めた上で、55kHzまで再生帯域を伸ばし、精細な解像度、自然さ、シームレスなダイナミクスを実現しているという。
また、リボントゥイーターの弱点とされてきた大振幅信号へも対応することで、ハイレゾコンテンツのみならず、あらゆるコンテンツからの楽器や声の質感の表現力や空間再現性にすぐれた音楽再生を実現すると謳っている。
一方、ウーファーには、アルミニウム、チタン、マグネシウムの化合物を配合した伝統の「Altima」振動板を搭載することで、低歪で過渡応答特性に優れるリボントゥイーターと一体感の高い音楽再生を実現する構成としている。結果、高いインパルス忠実度と音の色付け排除を実現しているそうで、同時に、大ストロークに強く大きなダイナミクスの獲得もしているそうだ。
キャビネットについては、21mmの厚みを持ち、内側の独創的な支柱により頑丈な構成を実現。断面の形状は紡錘型で不要振動を排除し、また、スリムなボディは角が丸く、高光沢加工によりエレガントな仕上がりにまとめられている。床板に市販のスパイクの追加も可能だ。スピーカーターミナルには、クロムメッキのコネクタを採用している。
Chromium Style 35の主な仕様
型式：2-Way リアバスレフ型
定格入力/最大入力 (w)：60/90W
再生周波数帯域：42Hz～55kHz
クロスオーバー周波数：3.700Hz
能率：85dB
インピーダンス：4Ω
ユニット：【トゥイーター】E-sense アルミニウムリボン、【ウーファー】155mmφ Altima
寸法（H×W×D）：304×179×284mm
質量：6.8kg
Chromium Style 65の主な仕様
型式：2-Way 3Speakerリアバスレフ型
定格入力/最大入力：90/140W
再生周波数帯域：34Hz～55kHz
クロスオーバー周波数：3.700Hz
能率：87dB
インピーダンス：4Ω
ユニット：【トゥイーター】E-sense アルミニウムリボン、【ウーファー】155mmφ×2 Altima
寸法（H×W×D）：920×201×284mm
質量：16.2kg