新人監督の登竜門とされるTAMA NEWWAVEと田辺・弁慶映画祭の双方でグランプリに輝いたほか、ベスト女優賞、観客賞など計6冠を獲得した映画『ミューズは溺れない』の、バリアフリー視聴付Blu-ray化支援企画が、本日9月30日より始動。クラウドファンディング・プラットフォームMotionGalleryにて、プロジェクト(クラウドファンディング)がスタートした。

 同作は昨年、受賞後にテアトル新宿での田辺・弁慶映画祭セレクション内で初上映されたのち、全国へと上映を拡大。自主制作かつ自主配給の作品としては異例の全国22館、163日というロングラン上映を実現した話題の作品となっている。

 そして、公開から一年の節目を迎えるにあたって、作品のBlu-ray化が決定。上述の通り、バリアフリー視聴機能――ミニシアター「シネマ・チュプキ・タバタ」監修による音声ガイド、日本語字幕付――に対応した仕様で本編を収録。完成したパッケージ(Blu-ray)を、リターン(返礼品)の形で全国へ届けるために、クラウドファンディングを選択したそうだ。

 それにあわせて、上原実矩(主演)、森田想、川瀬陽太、淺雄望(監督)からのコメントが到着。さらに、クラウドファンディングページにて、Blu-ray特典映像の内容と、その抜粋動画が解禁された。

 上原は、「今回Blu-ray化されることで、劇場へ足を運んでくださった方にも、存在を知った時にはもう上映が終わっていた! と言った方にも、楽しんでいただける機会が増えますよう願っています」。

 森田は、「作品を観て下さった皆さんからの想像以上の反響や熱いご支援が届くたびに驚きと嬉しさがあります。ひと夏の思い出がどんどん成長していく感覚です」と、これまでの上映を踏まえての喜びと期待の思いを寄せた。

 さらに川瀬は、「是非この映画をもっと遠くまで羽ばたかせてやりたいと思っています」。

 淺雄は、「クラウドファンディングの場をお借りする事で、『ミューズは溺れない』という映画が存在する事をより広く知っていただき、一人でも多くの方にこの映画と出会っていただく機会をつくりたい」と、本作への思い入れの強さと、企画実現への意気込みを寄せた。

 なお、クラウドファンディングは2023年12月29日(金)まで行なわれる。

▼「アイデンティティと創作を巡る葛藤を描く映画『ミューズは溺れない』を全国へ。バリアフリー視聴付Blu-ray化支援企画」

https://motion-gallery.net/projects/a-muse-never-drowns

▼日本語字幕付き予告編

映画『ミューズは溺れない』日本語字幕付き予告

youtu.be

コメント全文
★上原実矩(主演・木崎朔子役)
公開から一年が経ったと聞き、不思議な気持ちです。
あっという間な気もする反面、上映に伴い各地で舞台挨拶をさせていただいた日々を思い返すと客席の皆さんのお顔やいろんな景色が蘇り、とても濃い一年だったなあという気持ちにもなります。
わたし自身も見に来てくださった方々から「また観られたら」「他の方にも紹介したい」という声をいただいていたので、今回Blu-ray化されることで、劇場へ足を運んでくださった方にも、存在を知った時にはもう上映が終わっていた! と言った方にも、楽しんでいただける機会が増えますよう願っています。
ご協力いただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします!

★森田想(大谷栄美役)
栄美役を演じました、森田想です。撮影は随分前で自分達の顔つきも幼さが目立って、あの時にしか撮れない揺らぎを監督が映像に収めてくださったんだな、と懐かしく思います。
作品を観て下さった皆さんからの想像以上の反響や熱いご支援が届くたびに驚きと嬉しさがあります。
ひと夏の思い出がどんどん成長していく感覚です。
Blu-rayとして手元に残せる機会を作るため、今後とも関心寄せて頂けたらと思います。
たくさんの人にこれからも届きますように!

★川瀬陽太(木崎拓朗役)
淺雄はとても不器用な監督です。現場で考え込む姿は、物を失くした女の子がう~んう~んと所在無げに佇んでいる様でした。
不器用、というのは褒め言葉のつもりです。どうしても嘘がつけないから必死に答えを探し、一歩一歩踏みしめて歩いているからです。そんな彼女だからこそ結実し得た作品が『ミューズは溺れない』です。
試写で観た時は正直、驚きました。あの頼りなくみえた淺雄の中にあった、消せない火のようなものが我々登場人物を通して画面に叩きつけられていたから。
是非この映画をもっと遠くまで羽ばたかせてやりたいと思っています。よろしくお願いいたします。

★淺雄望(監督)
劇場でお客様からありがたいご感想をいただくたびに、背中を押していただくような気持ちで、この映画を一人でも多くの方のもとに届ける事が自分の使命だと感じるようになりました。
同時に、自主配給という形で作品の存在を知ってもらう事の難しさ、鑑賞したいと思ってくださる方がいても、ご鑑賞いただける機会を作れない事のふがいなさ、悔しさを痛感しました。
クラウドファンディングの場をお借りする事で、『ミューズは溺れない』という映画が存在する事をより広く知っていただき、一人でも多くの方にこの映画と出会っていただく機会をつくりたいと願っております。
ご無理のない範囲で構いませんので、お力添えいただけたら大変ありがたく存じます。

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