ドイツ・グラモフォンは、創立125周年を迎えることを記念したガラ・コンサートを、9月5日に東京・サントリーホールで開催する。そして、この「ドイツ・グラモフォン創立125周年Special Gala Concert」を、配信サービス「ステージプラス」で収録中継することが発表された。

 同演奏会では、ジョン・ウィリアムズが自らの作品を指揮。共演は、世界的な評価を誇るサイトウ・キネン・オーケストラだ。配信は、2023年9月9日(土)日本時間20時にスタートする。

 ドイツ・グラモフォン社長のクレメンス・トラウトマン氏は、同演奏会とステージプラスでの中継について、以下のようにコメントしている。

 「日本はドイツ・グラモフォンにとって、常に重要な国でした。5年前の120周年の際にも、サイトウ・キネン・オーケストラを迎えて東京で記念演奏会を行いましたが、今回再び彼らを迎えて125周年を祝うことができることは、大きな喜びです。この機会に我々は、現代の偉大な作曲家であるジョン・ウィリアムズを、指揮に獲得することができました。当演奏会を、会場および我々の新しい配信サービス、ステージプラスでお楽しみいただけることを、心から祈っています」

 プログラムは、すべてジョン・ウィリアムズの作品で構成されている。前半では、フランス人指揮者ステファン・ドゥネーヴが『E.T.』『遙かなる大地へ』等の音楽を演奏。後半では、ウィリアムズ自身が『スーパー・マン』『ハリー・ポッター』『スター・ウォーズ』の楽曲を指揮するそうだ。彼が、セイジ・オザワ 松本フェスティバルの総監督でもある小澤征爾のために書いたトリビュート作品が演奏されることにも、注目が集まっている。

 配信を行うステージプラスは、ドイツ・グラモフォンが運営するクラッシック専門の音楽&映像配信サービス。昨年11月に英語・ドイツ語版がスタートした後、今年4月に日本語版もローンチされている。

 世界有数の歌劇場、オーケストラ、コンサートホール、音楽祭との提携により、ほぼ毎週豪華なライブ演奏会を配信。有料サービスに加入すると、世界的アーティストがライブ中継、オンデマンド映像、ドキュメンタリー、インタビューなどの幅広いコンテンツで体験できる。さらに、ドイツ・グラモフォンの新譜やカタログ音源も、音楽ストリーミングとして試聴可能という(ロスレス、ドルビーアトモスも採用)。