HUAWEI(ファーウェイ)から、スマートウォッチ新製品「WATCH FIT Special Edition」(¥14,080、税込)が登場、8月28日に発売される(本日から予約受付中)。

 WATCH FITシリーズは、世界中で愛されているスマートウォッチ(2021年上期〜2022年年央までの75〜150米ドル価格帯)という。今回の新製品は、そんな人気モデルの “Special Edition” として様々なフィチャーを搭載している。

 その第一がわくわくするデザインで、約1.64インチのディスプレイを搭載しながら、スマートなフォルムに仕上げられている。そのディスプレイは水平280×垂直456ピクセル/326ppiの解像度を備え、画面占有率も70%をキープしている。

 でありながら本体サイズは厚さ約10.7mm(センサー部除く)、重さ約21g(ベルト除く)というコンパクトサイズを実現。実際に装着してもスマートウォッチの存在を気にすることはないだろう。さらにネビュラピンク、スターリーブラック、フォレストグリーンという、ライフスタイルに即したカラーを選べる点も魅力だ。

 個人カスタマイズの一貫として、1000種類以上の文字盤デザインも準備している。またアンドロイドOS用にはなるが、スマートフォンで自分の服などを撮影すると、コーディネイトに即した文字盤デサインを生成してくれる機能も準備されている。

 スマートウォッチとしてGPSを内蔵しており、ランニングやサイクリングなどのワークアウトの際にペアリングしたスマートフォンを持っていない状態でもどこを走ったかという履歴が確認可能だ。加えてトレーニング能力指数、トレーニング負荷などの詳細もデータとして分析・表示してくれる。

 ワークアウトは100種類以上を準備しており、「ランニング(室内/屋外)」「ウォーキング(室内/屋外)」「エリプティカルマシン」「ローイング」の6種類については、ワークアウトを始めるだけで自動的に検出、データ解析をスタートしてくれる。

 睡眠モニタリングについても、「WATCH FIT new」から検出精度が約10%向上、誤認識率が約40%改善された。心拍数モニタリング、血中酸素レベル測定、ストレスモニタリングなどの健康管理機能は24時間有効という。便利機能としては、ペアリングしたスマートフォンの検索、リモートシャッター、スマホの音楽再生、タイマー、懐中電灯など充実、直感的に使えることも嬉しい。

 毎日装着していると、充電はできるだけ短時間で終わらせたい。WATCH FIT Special Editionは約45分でフル充電、ヘビーユーザーで約6日間、通常使用で9日感の動作時間を備える。ちなみにバッテリー残量が10%を切るとアラートを表示してくれるので、充電を忘れることもない。

 今回短期間ながらWATCH FIT Special Editionをテストする機会を得た。愛用のiPhone12とペアリングして試してみたが、操作性・装着性とも快適で、これは長く使ってみたいと思わせてくれた。

 地味ながら嬉しかったのが、スマホの着信をバイブレーションで知らせてくれること。個人的に着信音が嫌いで、常時オフで使っている。そのため電話が来ていることに気が付かないケースも多々あり、申し訳ないと思っていた。しかしWATCH FIT Special Editionを身に着けていれば、振動で着信を教えてくれるので気が付かないことはない。

 同様に専用アプリ「HUAWEIヘルスケア」のプロフィールで生年月日や身長・体重などのマイデータをセットしておくことで、個人に適した運動のアドバイスもしてくれた。一日の歩行数や脈拍などはこれまで気にしたことがなかったが、WATCH FIT Special Editionを使い始めてからは、就寝前に確認する習慣がついてしまった。還暦を超えた身としては、自分の体の状態を知っておくのは大切なわけで、その意味でもWATCH FIT Special Editionは “手放せない相棒” になっている。