飯田ピアノから、Ambient Acousticsの新作イヤホン(ユニバーサルIEM)「MAD 16-U」が、9月1日に発売される。価格はオープンで、想定市場価格は¥360,000前後。

 MAD16-Uは、同社のMADシリーズのミドルハイを担うモデルになるそうで、片側に16個のBA(バランスド・アーマチュア)ドライバーを搭載。その内部には独自の「MAD」デザイン(機構)を採用することで、すべての音域で均衡の取れた音を実現したと謳っている。

 ユニットは3ウェイで、低域用×4、中域用×8、高域用×4というドライバー数で構成されており、電気的なパッシブフィルターを使用せずに、帯域を分割しているということだ。

 ちなみに、「MAD16」は当初、カスタムIEM(インイヤーモニター)モデルとしてデビューしたが、3Dモデリングと3Dプリント技術を導入することで、ユニバーサルモデルの生産も可能となり、その結果として今回、MAD16-Uが誕生したとしている。

MAD16-Uの主な仕様
ドライバー数(片耳):16BA
ドライバー構成:3Way(低域用×4、中域用×8、高域用×4)
クロスオーバー設計:MAD(電気的フィルターレス)
周波数特性:10Hz~22kHz
感度(100Hz):118.6dB/mW
インピーダンス(100Hz):2.5Ω
インピーダンス変動幅:2Ω~ 6.8Ω