ナイコムは、中国のオーディオブランド LETSHUOER(レットシュオワー)の製品取扱を開始する。第一弾として、有線イヤホン3機種を8月10日に発売予定だ。

S12 Silver ¥21,990(税込)
S12 Pro ¥25,000(税込)
EJ07M Silver ¥103,000(税込)

S12 Silver

 レットシュオワーは、理想的な音響環境を実現するために2016年に創業。創業者のダニー・トー氏は、パナソニックや多国籍グローバル企業で20年以上のオーディオ製品開発、生産に従事していた経験をもっている。最先端の生産設備を備え、高度な素材とテクノロジーを駆使してユーザーに安心して使ってもらえる製品の開発と販売を行っている。

 S12 Silver、S12 Proは、独自開発の14.8mm平面磁界駆動型ダイナミックドライバーを搭載。ディテイルの再生現性に優れ、パンチのある低音とクリアーな高音を再生してくれる。

 S12 Proには、S12のドライバーをブラッシュアップさせて搭載した。そこではS12ユーザーからのフィードバックを元に、高音域にファインチューニングを施し、全体的な聴感をスムーズに仕上げているという。

S12 Pro

 5軸CNC加工によって精緻に成形されたアルミニウム製筐体は、耳にぴったりとフィットするように人間工学に基づいて設計されている。滑らかな仕上がりで、装着感と耐久性を両立しているそうだ。両サイドの複数の通気孔は、外耳道内の負圧の蓄積を緩和し、聴覚を保護する効果も備えている。

 S12 Silverには、1芯あたり0.05mmの銅線を38本束ねた、4芯銀メッキ単結晶銅ケーブルが付属する(合計152本の銅線で構成)。イヤホン接続端子は2pin(0.78mm)コネクター、ケーブル接続端子は3.5mmステレオミニプラグを採用。

 S12 Proの付属ケーブルは、0.05mmの銅線を98本束ねた4芯銀メッキ単結晶銅ケーブルとなる(合計392本の銅線で構成)。イヤホン接続端子は2pin(0.78mm)コネクター、ケーブル接続端子は2.5/3.5/4.4mmプラグが交換可能だ。

EJ07M

 EJ07Mは、独自チューニングされたSonion製EST(静電)ドライバー「65QB02」を4基、同じくSonion製BA(バランスド・アーマチュア)ミッドウーファーを2基、10mmナノカーボンダイナミックドライバーを1基搭載する。この7基のドライバーを精緻なチューニングで絶妙に連携させているのが特長という。

 付属の高純度OCC単結晶銅ケーブルは、編組構造を採用し、ケーブルノイズを低減させ、軽量化と柔軟性を実現させている。イヤホン接続端子は2pin(0.78mm)、ケーブル接続端子は3.5mmステレオミニプラグを採用している。

 ハウジングは航空用アルミニウム合金製で、ユニークなフェイスプレートデザインとパウダーブラストによる滑らかな仕上げが特徴だ。

「S12 Silver」「S12 Pro」の主なスペック

●使用ドライバー:S12 Silver =14.8mm平面駆動ドライバー、S12 Pro=カスタム14.8mm平面駆動ドライバー
●再生周波数帯域:S12 Silver =20Hz〜30kHz、S12 Pro =20Hz〜20kHz
●インピーダンス:16Ω±1Ω
●感度:102dB±1dB
●ケーブル長:約1.25m
●重量:約5g(片側)

「EJ07M Silver」の主なスペック

●使用ドライバー:ESTドライバー×4、BAドライバー×2、10mmカーボンナノチューブダイナミックドライバー
●再生周波数帯域:20Hz〜30kHz
●インピーダンス:19Ω±1Ω
●感度:107dB
●重量:約10g(片側)