1973年にデビューした石川さゆり歌手活動50周年を記念して制作されたNewアルバム『Transcend』  本作は、石川さゆりのボーカリストとしての魅力を最大限に伝えるべく、“より良い音“にこだわり、贅を尽くした制作体制がとられているのが大きな特徴のひとつです。

石川さゆりの45回転高音質アナログレコード。76cm/s & 1/2インチのオープンリールテープから作られた、その音の秘密大公開!【制作の現場から】

youtu.be

膨大なレパートリーの中から石川さゆりの代表曲6曲を厳選し、3曲を豪華ビッグバンド、3曲を大編成ストリングスオーケストラによる新アレンジ・新録音で収録。しかも石川さゆりの歌はバックの演奏と同時録音するという、音楽的に大変にスリリングで、オーディオ的にも聴きごたえのあるレコーディングが行なわれました。

ビッグバンド・ジャズ・スタイルで制作されたのは、「津軽海峡・冬景色」「ウイスキーが、お好きでしょ」「天城越え」の3曲。演奏は、角田健一ビッグバンドで、編曲は船山基紀、村田陽一、斎藤ネコの3名がそれぞれ1曲ずつを分け合うという何とも豪華な人選となっています。

ストリングス編成によるアレンジで制作されたのは、「風の盆恋歌」「人間模様」「朝花」の3曲。演奏は、グレート栄田ストリングスで、ストリングス編成の3曲はヴァイオリニストとしても名高い斎藤ネコが全曲編曲を手掛けました。また、斎藤はアルバム全体のミュージカル・プロデューサーも務めています。

「人間模様」では吉川忠英のアコースティック・ギター、「朝花」では里アンナの奄美三線と坂本雅幸のチジン(奄美の鼓)がサウンドに彩を加えています。

このアルバムのサウンド・プロデュースを務めたのは、日本を代表するレコーディング界の巨匠、ミキサーズラボの内沼映二。レコーディングからミックスダウンのみならず、マスタリングを含め音に関わるすべての制作プロセスで監修を行ないました。

さらにこの動画で紹介しているアナログ盤「Transcend Extra edition」には、過去にアルバム収録曲としてリリースされ、ファンの間でも人気の高い加藤登紀子作品「残雪」(編曲:斎藤ネコ)と山﨑ハコ作品「花火」(編曲:安田裕美)が加えられています。この2曲は、オリジナルの録音・制作を手がけたエンジニア内沼が、高品位なオーディオシステムで再生されることを前提に再度トラックダウンを行なったTranscend Mixです。

ステレオサウンドで販売されるアナログ盤の音源(カッティングマスター)は、内沼の手によってミックスダウンする際にハーフインチのアナログテープに記録したもの。

今回発売する商品は、そのマスターテープを元にカッティング、プレスされた45回転2枚組180g重量盤というスペシャルな限定仕様となっています。

ぜひ手塩にかけたアナログオーディオ再生システムで、石川さゆりの生々しい歌声と、抑揚感あるダイナミックなサウンドをご堪能ください。

#石川さゆり #オーディオ #レコード #テイチク#天城越え #津軽海峡 #冬景色

石川さゆり
Transcend Extra edition
9,900円(税込)

■発売日:2023年8月31日
■品番:SSAR-093/094
■JANコード:4571177053268
■仕様:LP・2枚組 45回転 180g重量盤
■企画・販売:株式会社ステレオサウンド
■制作・発売:株式会社テイチクエンタテインメント

収録曲
SIDE A
①風の盆恋歌 作詩:なかにし礼 作曲:三木たかし 編曲:斎藤ネコ
②朝花 作詞・作曲:樋口了一 編曲:斎藤ネコ
SIDE B
③ウイスキーが、お好きでしょ 作詞:田口 俊 作曲:杉 真理 編曲:村田陽一
④人間模様 作詞:阿久 悠 作曲:杉本眞人 編曲:斎藤ネコ
SIDE C
⑤天城越え 作詞:吉岡 治 作曲:弦 哲也 編曲:斎藤ネコ
⑥津軽海峡・冬景色 作詞:阿久 悠 作曲:三木たかし 編曲:船山基紀
SIDE D
⑦残雪-Transcend Mix- 作詞:加藤登紀子 作曲:加藤登紀子 編曲:斎藤ネコ
⑧花火-Transcend Mix- 作詞:山﨑ハコ 作曲:山﨑ハコ 編曲:安田裕美

※お断り:本記事は7月2日に一旦公開いたしましたが、記事、および動画に記載の収録曲順に誤りがあったため、当該箇所を修正のうえ、本日7月4日に再度公開いたしました。