エソテリックは、ドイツAvantgarde(アヴァンギャルド)の第3世代となるG3(Generation3)シリーズ・ホーン型スピーカーの受注を開始した。その型番と価格は以下の通り。

●スピーカーシステム
DUO GT ¥8,580,000(ペア、税込)
DUO SD ¥6,820,000(ペア、税込)
UNO SD ¥5,170,000(ペア、税込)
●電流駆動パワーアンプ・モジュール
iTRON(AVG/ITROND/U) ¥2,090,000(ペア、税込、DUO/UNO用)
●iTRON/外部パワーアンプ切替スイッチ・モジュール
AVG/AMP-SWD/U ¥396,000(ペア、税込、DUO/UNO用)

「DUO GT」

 大型ホーンスピーカーは、オーディオ黎明期に全盛を極めたシステムだ。Avantgarde Acoustic社は、現代の高度かつ前衛的なハイエンド技術を用いて、ホーン型スピーカーを極め、前人未到のレベルに昇華させたブランドという。

 今回登場したDUO GT、DUO SD、UNO SDは、2022年に第3世代に生まれ変わった伝説のアイコン「TRIO G3+SpaceHorn G3」に続いて刷新された、G3シリーズのDUO、UNOだ。すべてのドライバーユニットは新規設計の「Evolution Driver」に刷新され、デザインも従来の特徴を生かしつつ、更にモダンに洗練されている。

 さらにDUOは、GT(グランド・ツイン)とSD(シングル・ドライブ)の2機種展開となり、スペースファクターとウーファーの搭載数により、選択の幅が広がっている。なお3機種とも、オプションの追加モジュール「iTRON」(電流駆動パワーアンプ・モジュール)を追加することにより、フルアクティブ駆動も可能になっている。

「DUO SD」

 新製品のトップモデルであるDUO GTは、スフェリカル(球面)ホーン・アーキテクチャーと、進化したXM2ミッドレンジドライバーを採用。新設計のXT3 Referenceスーパートゥイーターと、巨大なボイスコイルを持つXB12ウーファーは、上位モデルであるTRIO G3、SpaceHornとまったく同じユニットを採用している。

 DUO SDは、シングルウーファー仕様とすることで、DUOシリーズならではの「クラシックサウンド」がさらに際立っている。サイズダウンしながらも、採用されたテクノロジーは大きく進化している。

 もうひとつのUNO SDはシリーズ中もっともコンパクトながら、外観からは想像できない雄大なサウンドを獲得しているのがポイントだ。

「UNO SD」

G3シリーズの主な特長
●新世代Evolutionドライバーが、より広いダイナミクスと低歪み、更なるピュアなサウンドを実現
●新開発「ロングスローホーン」と広帯域スーパートゥイーターによる革新的なXT3 Reference/XT2トゥイーターユニットにより、記録的な低歪みを実現
●すべてのドライバーの音源点をコ・プラナー設計(リニアフェーズ化)とすることで、圧倒的な音場の拡がりと正確な空間情報再生能力を獲得
●卓越したスペックと驚くほど繊細なサウンドを実現した新型スーパーキャパシター「NatureCap」搭載
●ダイナミクスを更に正確に再生できる高音質な「E-Fuse」電子ヒューズ回路を標準搭載
●特許取得のiTRON電流駆動パワーアンプ・モジュールをオプションで搭載することで、ダイヤフラムの振動を高次元でコントロールし、卓越したサウンドを実現
●Avantgardeならではのアイコニックで独創的なデザイン。そして永きにわたって使えるモジュール技術により、スピーカーの将来的なエレクトロニクス面におけるアップグレードが可能
●ピアノラッカー仕上げのウーファーキャビネット、新しいエレガントなカラーとデザインオプションを選択可能で、理想のスピーカーをさらに個性的にカスタマイズ可能