LGエレクトロニクス・ジャパンから、液晶テレビの2023年ラインナップ全4シリーズ13モデルが発表された。型番と税込価格は以下の通りで、7月上旬より順次発売される。

●4K液晶テレビ
86QNED85JRA オープン価格¥720,000前後(7月上旬発売)
75QNED85JRA オープン価格¥500,000前後(7月上旬発売)

86QNED80JRA オープン価格¥590,000前後(7月上旬発売)
75QNED80JRA オープン価格¥380,000前後(7月上旬発売)
65QNED80JRA オープン価格¥300,000前後(7月上旬発売)
55QNED80JRA オープン価格¥200,000前後(7月上旬発売)
50QNED80JRA オープン価格¥180,000前後(7月上旬発売)

43QNED75JRA オープン価格¥140,000前後(8月下旬発売)

75UR8000PJB オープン価格¥260,000前後(8月下旬発売)
65UR8000PJB オープン価格¥190,000前後(8月下旬発売)
55UR8000PJB オープン価格¥160,000前後(8月下旬発売)
50UR8000PJB オープン価格¥130,000前後(8月下旬発売)
43UR8000PJB オープン価格¥110,000前後(8月下旬発売)

「86QNED80JRA」

 LGでは、2021年にMini LEDバックライトと量子ドットテクノロジー、ナノセルカラーテクノロジーを組み合わせた「QNED Mini LED」を発表。より明るく、より深い黒を再現するとともに、鮮やかな色の表現力を進化させた。

 2023年モデルでは、量子ドット、Mini LED液晶の「QNED Mini LED」と量子ドット液晶の「QNED」、直下型液晶の「UHD TV」の計3種類のパネルで、43インチから86インチまでの幅広いサイズをラインナップしている。

 独自のAI対応映像エンジン「α7 AI Processor」は第6世代に進化し、100万の映像ソースを学習したリアルタイムAIプロセッサーにより、あらゆるコンテンツにリアルタイムで合わせて、最高レベルの映像体験を生み出すという。なお、QNED75JRAとUR8000シリーズには、「α5 AI Processor Gen6」が搭載されており、画質処理の内容も異なっている。

「50UR8000PJB」

 先程紹介した有機ELテレビと同様に、新機能「パーソナルピクチャーウィザード」も採用。より簡単に、自分の好みにあった画質で視聴できるようになっている。

 サウンド面でも、「AIクリアサウンド」や「オートバランスコントロール」等を搭載。AIが今見ている映像のジャンルを分析して、ドラマ・スポーツ・映画・ニュース・音楽の5つに分類、それぞれのジャンルに合わせたサウンドへ調整し、バーチャル 5.1.2chサウンドの立体音響に変換してくれる。

 またマジックリモコンのマイクを通じてAIが音を計測、マジックリモコンを持った位置をサラウンドの中心になるよう音の跳ね返りの歪みを調整し、どんな位置でもどんな姿勢でも、見ている場所がサウンドのスイートスポットになるよう調整する機能も備えた。

 OSも独自の「webOS 23」を搭載。「マイプロフィール」や「クイックカード」によって、これまで以上に、見たいもの、知りたいことにすぐアクセスできるようになった。多彩なネット動画アプリにも対応し、幅広いジャンルの作品をテレビだけで楽しめる。NETFLIXやDisney+をはじめとする主要アプリはもちろん、新たに「TVer」アプリも追加されている。

 ふたつの映像デバイスやコンテンツを同時に表示させるマルチビュー機能も搭載しており、「YouTubeでトレーニング動画を見ながらWebカメラで自分を映す」、あるいは「地上波とMiracastでスポーツ中継を同時に見る」「ゲームをしながらYouTubeで攻略動画を見る」といった画面の使い分けも簡単に選べるだろう。

 また有機ELテレビと同様に、スリムなデザインで取り付けも簡単な別売カメラ「VC23GA」(市場想定価格¥16,000前後、7月上旬発売予定)や、サウンドバー「SC9S」(8月下旬発売予定)といった周辺機器との組み合わせにも対応している。

別売カメラの「VC23GA」