シャープから、4K液晶テレビAQUOSの新製品として、3シリーズ・計9モデルが発表された。発売は6月10日。ラインナップと価格は下記を参照のこと。
●4K液晶テレビ
<FN1シリーズ>
4T-C75FN1 オープン価格(想定市場価格¥385,000前後)
4T-C65FN1 オープン価格(想定市場価格¥286,000前後)
4T-C55FN1 オープン価格(想定市場価格¥253,000前後)
<FN2シリーズ>
4T-C55FN2 オープン価格(想定市場価格¥209,000前後)
4T-C50FN2 オープン価格(想定市場価格¥187,000前後)
4T-C43FN2 オープン価格(想定市場価格¥176,000前後)
<FL1シリーズ>
4T-C65FL1 オープン価格(想定市場価格¥198,000前後)
4T-C50FL1 オープン価格(想定市場価格¥138,000前後、9月16日発売)
4T-C42FL1 オープン価格(想定市場価格¥121,000前後)
今回のラインナップは、この5年程の市場の動向――画面サイズの大型化、ネット接続率・ネット利用時間の上昇――を鑑みて、日本市場で導入しやすい画面サイズのラインナップと、大画面でも綺麗な画質、臨場感あるサウンド(音質)を楽しめるように、AI機能を駆使した映像エンジン「Medalist S4」、音声処理を実現したのが特徴となる。
Medalist S4は今回発表の3シリーズに搭載されており、AIに100万通り以上の映像を学習させ、人の顔や空など、コンテンツ内にあるさまざまなテクスチャを検知する自動モード「AIオート画質」がより進化。それぞれに適した映像処理をより的確に行なえるようにしている。加えて、テレビ周囲の環境に応じて、画質を自動調整してくれる「環境センシング」機能もあり、コンテンツ・室内環境(明るさ)に合わせて、輝き感・質感のある映像表示が楽しめる、としている。
一方、音声についてもAI対応が進み、今回「AIオート高音質」として搭載された。AIによるコンテンツや、主に人の声の検知が行なわれることで、スポーツでは臨場感が増し、ニュースやドラマなどセリフが重要なコンテンツでは、人の声の聴きやすさが向上するということだ。
FN1シリーズは、直下型LEDバックライトとエリア駆動(アクティブLED駆動)を組み合わせ、映像の煌めき感と、黒の締まり感を両立させている。FN2シリーズは55/50型はエッジ式LED、43型は直下型LEDを搭載する。パネル表面については、FN1/FN2ともシャープお得意の「N-Blackパネル」により、映り込みを抑制している。最後のFL1シリーズは、直下型LEDバックライト&低反射パネルで、新映像エンジンによって画質的な進化は得ているそうだ。
サウンド面ではドルビーアトモスに対応し、スピーカーもトゥイーター、ミッドレンジ、サブウーハーの3ウェイとなり、より立体的な音場の創造が可能となっている(FL1はフルレンジスピーカー×2)。なお、FN1/FN2については、音を正面に向かって放射する「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」によって、抜けのよさや、聞き取りやすさも担保した仕様としている。
スマートテレビ機能としては、Google TVを搭載。音声操作したり、スマホの映像をテレビに手軽に表示できるキャスト(Chromecast built-in搭載)機能、ビデオ通話アプリ「Google Meet」も楽しむことができる。
冒頭に記したように、普及の進む映像配信サービスへの対応も強化されていて、リモコンには10個のダイレクトボタンを装備。電源オン、配信サービスの起動も、そのワンボタンのクリックで可能となる。
また、近年スマートウォッチなどの普及によって、ヘルスケアに対するユーザーの行動・認知も拡大していることを受けてか、今回のAQUOSテレビでは、「AQUOSヘルスビュアー」アプリを搭載。「Google Fit」対応機器(スマートウォッチ、体重計、血圧計など)と連携して、測定結果(数値)をグラフ化して、テレビの大画面で確認・表示でき、日々の健康管理、数値の変化を視覚的にも確認しやすくしている。
その他、4Kチューナーは2基搭載、USB-HDD録画対応(2K放送はW録画可)、USB-HDDに録画した番組をタイトルごとにまとめて表示してくれる「まと丸」機能搭載、回転スタンド対応(FN1/FN2、FN1の75型除く)、HDMI入力4系統装備、などのフィーチャーを備えている。