「ステレオサウンド・レコメンディッド・ソフト」コラムでは、ステレオサウンドが発売している数多くの音楽ソフトの中から、ぜひ皆さんにお聴きいただきたいソフトを、順次紹介していきます。

 今回ご紹介するのは、1972年にリリースされたアン・バートンのサード・アルバムのSACD/CDハイブリッド盤です。彼女はウィム・オーヴァーハウ率いるカルテットによる編曲および伴奏の下、一曲一曲をまるで語りかけるようにていねいに歌っています。音量を比較的下げた状態で再生しても歌と演奏がしっかりと伝わってくる録音は、当時から音楽ファンのみならずオーディオファンからも親しまれてきました。

 ジャズ・テイストの曲に混じって、ビートルズの「フォー・ノー・ワン」「ゴッド・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイライフ」、ジェイムス・テイラーの「ファイアー・アンド・レイン」、そして本作のアルバム・タイトルにも縁のある70年公開のアメリカ映画「ふたりの誓い」(原題 “Lovers and OtherStrangers”)で披露されカーペンターズがカヴァーし大ヒットさせた「二人の誓い」のカヴァー曲などが収められています。ぜひ皆さまのオーディオ・システムでお楽しみください。

『アン・バートン「シングス・フォー・ラヴァーズ」 (SACDハイブリッド) SSVS-007』

■価格:¥3,850(税込)
■品番:SSVS-007
■仕様:SACDハイブリッド
■ステレオサウンド独占販売品(一部のオーディオショップを除く)

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