クリプトンは、デスクトップユースに最適なコンパクトサイズにこだわり、国内のハイレゾ対応ニアフィールドオーディオをリードしてきたKSシリーズを進化させたKS-Gシリーズを拡充する。ここでは「KS-11G」「KS-33G」について紹介する。

 どちらもオリジナルモデルの基本的設計思想は継承しつつ更なる高音質化をはかり、さらに高音質と低遅延を両立したBluetoothコーデックのaptX Adaptiveへの対応を果たしている。その新ラインナップは以下の通りで、いずれも6月中旬発売、KRIPTON Online Store専用商品だ。

KS-11G/B、KS-11G/W ¥59,800(税別)
KS-33G ¥84,800(税別)

KS-11G/W(左)とKS-11G/B(右)

 ベストセラーモデル「KS-11」に更なる音質チューンナップを加え、「KS-11G」として発売する。KS-11の基本的設計思想は継承しつつ、内部の音響パーツを見直して更なる高音質化を図っている。

「KS-11G/B」「KS-11G/W」の主なスペック

●スピーカーユニット:6.35cmメタルコーン、フルレンジ型
●パワーアンプ出力:70W(35W×2)
●対応フォーマット:最大192kHz/24ビット
●対応ファイル形式:WAV、FLAC、AIFF、ALAC
●入力端子:USB2.0、アナログ3.5mmミニジャック、光デジタル
●Bluetoothコーデック:SBC、AAC、aptX Adaptive
●最大ペアリング台数:9台
●周波数特性:70Hz〜20kHz
●寸法/質量:W89.5 H176.5×D105×mm/1.15kg

KS-33G

 KS-33Gは、オールアルミフレームが好評のKS-33の進化モデル。基本的設計思想を継承しながら更なる高音質化を実現した。バスレフ方式で小型ながら豊かでタイトな低音再生を実現している。横幅9cmを切るサイズに抑え、PCサイドで扱いやすいサイズを維持しているのも特長だ。

「KS-33G」の主なスペック

●スピーカーユニット:6.35cmメタルコーン、フルレンジ型
●パワーアンプ出力:70W(35W×2)
●対応フォーマット:最大192kHz/24ビット
●対応ファイル形式:WAV、FLAC、AIFF、ALAC
●入力端子:USB2.0、アナログ3.5mmミニジャック、光デジタル
●Bluetoothコーデック:SBC、AAC、aptX Adaptive
●最大ペアリング台数:9台
●付属スピーカーケーブル長:約3m
●周波数特性:70Hz〜20kHz
●寸法/質量:W89.5×H176.5×D105mm/約1.6kg(インシュレーター含む)

従来のKS-11用2mケーブルと、新しい3mケーブルの比較

KS-Gシリーズの主な特長
① KSシリーズを貫く基本的回路設計思想であるフルデジタル信号処理思想を発展的に継承し、192kHz/24ビットハイレゾ音源の解像度を低ひずみ、高S/Nを実現。パワフルで好評なデジタルアンプ35W×2を搭載している。

② OFC線を使った、長さ3mの高音質ケーブルを採用。これにより一層の高音質に加え、55型などの大型テレビとの組み合わせでも充分な長さを確保した。

③ KSシリーズでは、小口径ながらも迫力ある重低音を実現し、全帯域にわたってフラットな再生特性を有する、デンマークTymphany社製のユニットを採用している。軽量でありながらも優れた剛性をもつコンケーブ型のメタル製コーンを搭載している。

④ 最新のBluetoothコーデックaptX Adaptiveを採用。aptX HDと並ぶ音質に加え、低遅延特性も備えている。

⑤ 本体にはピュアオーディオのノウハウを活かした、ネオフェードカーボンマトリックス3層材をインシュレーターとして使用。Oリングが付属しているので横滑りにも強くなっている。