東急レクリエーションは、既報の通り4月14日より、新宿ミラノ座跡地に開業する「東急歌舞伎町タワー」内に、プレミアムシアター「109シネマズプレミアム新宿」をオープンするが、それに先駆けて同シアターのプレス向け内見会を開いた。

 大枠は、前回紹介した記事と同じだが、今回は35mmフィルム上映設備を備えた「シアター8」、ScreenX対応の「シアター6」、および、ドルビーアトモス対応の「シアター3」、それぞれのシアターにてデモ上映が行なわれたことが、新規のものとなる。加えて、シアターに併設されているラウンジ、グッズショップ「スーベニアショップ」などもお披露目された。

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 さて、冒頭、説明にあたった同シアターの増永 総支配人によれば、「感性を開く劇場として、映像に没入できる空間、映画を観た後にも楽しめる空間として、上質な鑑賞体験を提供するプレミアムシアターをここ新宿にオープンします」とコメント。新宿地区では初となる「Screen X」対応シアターや、上述したようにフィルム上映に対応するシアター、ドルビーアトモス対応のシアターなど、全8スクリーンを備えたシネマコンプレックスとなる。その8スクリーンすべてにおいて、サウンドは故 坂本龍一氏が監修した「SAION -SR EDITION-」仕様にてまとめられているのが特徴となる。

劇場のコンセプトを説明する109シネマズプレミアム新宿の増永総支配人

 また、開業記念の特別企画も実施される。坂本龍一氏関連の作品を上映する「Ryuichi Sakamoto Premium Collection」(4/14~5/18)内にて、4月21日、22日の両日、「Ryuichi Sakamoto Premium Collection All Night」が開催される(予約受付中)。

 第一夜となる21日は、「U30限定―Gift From Ryuichi Sakamoto―」と題し、18~30歳以下の109シネマズシネマポイント会員を対象に、これからの映画ファンへ向けて、氏の関連作の上映、氏のライブ映像の上映、スペシャルトークという内容でおくるオールナイト企画。フィルム上映も体験できるそうだ。第二夜となる22日は、上映とトークショーが楽しめるものとなる。

35mmフィルム上映に対応するシアター8。デモ上映では、懐かしのフィルムの映像の感覚が存分に味わえた。オプティカル・サウンドも同様に懐かしいもの

Screen X対応のシアター6

Screen Xの側面投写用のプロジェクター。レンズ前には、スクリーン形状に合わせた遮蔽板がついている

上映を待つ間の時間を楽しめるラウンジ。BGMには坂本龍一氏作曲の「109 Shinjuku - Lounge」が流れる

10Fには、クラスSシート購入者が楽しめるプレミアムラウンジ「OVERTURE」を併設。壁にはアート作品も掲出。天井には5.1ch仕様のスピーカーが天吊りされていた

プレミアムラウンジでも、さまざまなウイスキーが楽しめる。「響21年」は5100円

9Fにはパンフレットなどを取り扱うグッズショップ「スーベニアショップ」を併設。坂本氏関連のグッズなども購入できる

9Fにあるドルビーアトモス対応のシアター3の天井部分。結構、スピーカーが目立つ形で設置されている。シアター7に比べるとエージングはそれほど進んでいないようで、音のバランスはもう一歩。ただし、移動感や包囲感は上々

来場者が楽しめる「WELCOME CONCESSION」=ドリンク+ポップコーン。ポップコーンは、通常の塩味(?)と、キャラメル味が選べる。ハーフ&ハーフも可

さまざまなウイスキーが楽しめる「THE BAR」

THE BARで提供されるホットドッグ。ノーマルタイプのほかに、ニューヨークスタイル(キャベツ入り)、シカゴスタイル(オニオン入り)が選べる