EIZOは、ビジネス用途に向けたUSB Type-C端子搭載の4K液晶モニターを2モデル発表した。31.5インチの「FlexScan EV3240X」と27インチの「FlexScan EV2740X」で、両モデルとも水平3840×垂直2160画素の解像度を備えた液晶パネル(IPS)を搭載している。EIZOダイレクトでの販売価格は以下の通りで、4月25日に発売される。

FlexScan EV3240X EIZOダイレクト販売価格¥174,900(税込)
FlexScan EV2740X EIZOダイレクト販売価格¥139,700(税込)

 EIZOのFlaxScanは、1980年代のCRTモニターに起源を持つ。様々な操作周波数を “Flexible” に “Scan” する製品として登場し、その後も市場のトレンドを察知して、進化を続けてきたという。

 そして今日では、あらゆるビジネスプロフェッショナルをターゲットとし、業務効率の改善を常に考えているユーザーに向けて、様々な働き方に応じた進化を続けるモニターとして認識されている。

 FlexScanシリーズの新製品はハイブッドワークがさらに普及した近未来の職場環境を想定し、多様な働き方に対応するモデルとなっている。そこには、FlexScanを導入して、ユーザーが快適に働ける空間を作り上げて欲しいという願いを込めているそうだ。

 そんなEV3240X、EV2740XはそれぞれEV3285、EV2785の後継機で、4Kプレミアムモデルという位置付けだ。モニターの解像度は上記の通り4Kクォリティで、コントラストは2000:1。HDMI入力はHDCP2.3に対応済みで著作権保護されたコンテンツも再生できる。HDR信号には非対応。

 本体はノイズレスデザインで機能的な美しさを追求、付属スタンドも円形のベースがU字型に変更され、デスク上のスペースを有効活用できるよう配慮されている。そのスタンドも新デザインとなり、昇降範囲が195mmと従来から大幅にアップ。モニターを上端まで上げれば、ノートPCをモニター下側に置いて使うこともできる。

 4Kプレミアムモデルとして有線LANやUSB Type-Cコネクター機能を内蔵している点もポイント。つまりイーサネットコネクターをEV3240X、EV2740Xに接続しておけば、PCとはUSB-Cケーブル1本をつなぐだけでインターネットも快適に楽しめるというわけだ。さらにUSB-Cは94Wの給電にも対応しているので、ノートPCへの充電も心配する必要はない。

 接続端子としては、2系統のHDMIと1系統のディスプレイポート、LANに加え、USB-Aを3系統とUSB-Bを1系統、USB-Cも2系統装備した。2台のPCをつないで表示画面を切り替えるKVMスイッチも搭載(3つの分割パターンを準備)。無償ソフトウェアScreen Instyleを使えば、ホットキーでの切替えも可能という。

 環境負荷にも配慮し、消費電力はEV3240Xが18W、EV2740Xが16Wと、どちらも従来から40%以上の低減を達成した。本体外装には再生プラスチックを80%以上使用し、同時に梱包材等では脱プラスチックを進めている。さらに複数台を導入することが多い法人向けとして、4台をひとつの箱にまとめる集合梱包も準備している。これにより、廃棄ゴミの削減も可能になったという。

ビジネス用途で複数台購入した場合には、4台をひとつの箱にまとめた集合梱包で配送される。写真右が集合梱包で、左が通常の4個口の場合

 同社では、本日からEV3240XとEV2740Xの特長を紹介するスペシャルページを公開する。興味のある方は関連リンクをチェックしていただきたい。