ゴーレムウイルスによって、人間がゾンビ化した世界を舞台にした、日本の地上波ゴールデン帯の連続ドラマ初となる本格ゾンビサバイバル作品『君と世界が終わる日に』。待望のSeason4が現在、Huluにて独占配信中だ。クライマックスへ向けた<ファイナル・プロジェクト>として映画化も決定している本作は、アクションシーンもさらに過激さが増し、さらに人間同士のバトルロイヤルも迫力充分に描かれている注目の一作。ここでは、Season4の新レギュラーとして物語の展開に大きく関わる小高ルカを演じた守屋茜にインタビューを実施。役作りの苦労から、現場でのエピソードなどを聞いた。

――よろしくお願いします。まずは、出演が決まっての感想をお願いします。
 まさか、自分がこの人気シリーズに出演させていただけるなんて思ってもみなかったので、本当に嬉しかったです。夢のようでした。なので、この機会を次につなげられるように、なるべくいろいろな収穫ができるようにと思って挑みました。

――これまでの作品は?
 今まで拝見していた作品でしたから、えっ自分が出られるの!? どんなキャラクターになるの? どう馴染んでいくんだろう? って、いろいろと考えていて、とにかく撮影が楽しみでした。

――台本を初めて読んだ時に、演じられる小高ルカ役に対してはどのような感想を持ちましたか?
 強めの女の子で、口調も荒いし、今まで演じたことのないタイプでした。自分とは真逆の人間像だったので、そこからキャラクターを想像していくのは難しかったです。衣装合わせから始まって、監督やプロデューサーさんなど、いろいろな方とルカのキャラクター像についてのディスカッションを重ねていくことで、段々とイメージが浮き上がってきました。ルカはこういう服装で、こういう髪型をしているということを、皆さんと一緒に意見を出し合って、段階を踏んで作り上げていった感じです。

――役作りには、外見(ビジュアル)の影響も大きい?
 そうですね。台本の字面を見ているよりも、ビジュアルを見ると、こういう感じの子なんだというのがより分かりやすくなったと思います。実際に自分が囚人服を着て、髪をピンクにしたら、やはり気持ちも乗りやすくなって、段々とルカというキャラクターが自分の中に出来上がっていきました。

――そんなルカになってのビジュアルを、最初に見た時はいかがでした?
 とにかく見慣れなかったですね。でも、段々と役が馴染むにつれて、髪も馴染んできました。撮影が終盤を迎える頃には、自分の一部みたいになっていたので、終わってしまうのが寂しいなって思えるぐらいで、特に髪型はお気に入りになりました。

――今後カラフルな色にしてみたい?
 今回、初めてブリーチしたので、今後、いろいろな色を試してみたくなりました(笑)。撮影では、囚人なのできっとお風呂も入れないだろうということで、あえてムラを出して汚しているんです。そんな極限状態の雰囲気を出すために、バサバサにしていたので、次は綺麗にして、明るい色を試してみたいなって思います。

――そうして作り上げたキャラクターを、撮影を終えてから振り返るとどんな印象を持ちましたか?
 ビジュアルのインパクトが強いので、気の強い女の子っていうことは初見で伝わると思います。ただ、話が進むにつれて違う面も見えてきたりして、何を考えているか分からないミステリアスな部分を持った人物だったな、と感じています。あとは、人の懐に入るのが上手で(笑)、そういうあざとさも持ち合わせている。そのギャップも魅力的なキャラクターなのかなと思います。ルカの根本には、ピュアな部分もあると感じています。

――ちなみに、クランクインはどこでしょう?
 最初の刑務所のシーンでした。久しぶりのドラマ出演だったこともあり、緊張しないようにと思っていましたが、私にとって第1の難関と感じていたルカのドスの利いた低い声を出さないといけないシーンからだったので、それがクランクインなのか! もう早く終わりたい! って、ドキドキしていました。でも、それをクリアしないと次に進めないので無事に終えることができて、とにかく安心しました。そこから、ようやく撮影の雰囲気も楽しめるようにもなったと思います。

――その第一声は、存分に叫べた?
 はい、自分が今できるものは、出せたと思います。撮影が終わって、“よかったよ”って言ってもらえて、すごく自分の支えになりました。

――本Season4では、レギュラーが39名と、近年のドラマでは珍しい大人数です。現場の雰囲気はいかがでしたか?
 私は囚人なので、囚人チームの方々と一緒にいることが一番多かったですね。撮影が終了して時間がある時などは、チームでご飯を食べに行ったりしました。コミュニティの方々とも、待ち時間には和気あいあいとした雰囲気で過ごしていました。結構寒い時期の撮影でしたので、みんなで暖かいところに集まって、談笑する時間も楽しかったです。

――そんなに寒い時期の撮影だった。
 極寒でしたね。しかも、ルカは第1話で負傷するので、包帯を巻くために半袖になるんです。1人だけめちゃくちゃ薄着の人みたいになっていて(笑)、とにかく寒かったのですが、震えているのが伝わらないように頑張りました。もう、サバイバルというか、私がリアルな極限状態でした。

――さて、そのルカはナイフを使うなど、アクションシーンもありました。
 アクションは大好きで、いつかやってみたい! とずっと思っていたので、今回、それが叶ってすごく嬉しかったです。実際にゴーレムを倒す時は、投げたり、ナイフで戦ったりしています。ナイフを刺す時の力加減なんかは難しかったのですが、やっているという雰囲気が観て下さる方に伝わるように頑張りました。しかも、本物のアクションを間近で見ることができて、とても勉強になりましたし、私もああいう風に動きたい! という憧れがより強くなりました。

――Season4は全5話の構成ですが、印象に残っているシーンはありますか?
 ルカは、3話からビジュアルが変わるんです。そういう外見的な変化も、またポイントになるのかなって思います。あとは、ネタバレなので詳しくはお話できませんが、体を張ったシーンもあるので、お楽しみに。そこでは、私の首がぐにゃぐにゃになっていたようで(笑)、ゴムゴムの実みたいになっていたよって言われました。

 あとは、ルカはよく舌を出すキャラなんです。ハードなシーンが続きますけど、それを中和するような効果もあると思うで、チェックしてほしいですね。私自身は舌を出すことはあまりないので、ファンの皆さんにとっては、新たな守屋を発見してもらえると思います。

――そうすると、話が進むにつれて、ルカに感情移入しやすくなる?
 そこは難しいかもしれませんね。普通にサイコパスですから。ただ、極限状態に置かれた人間なら誰しもが、生きるためには手段を選ばないと思うんです。そういう部分については、こういう子いるよねっていう共感はあるのかなと思います。同性から見ても、嫌いにはなり切れない存在と感じています。

――今回ルカという特徴のある役柄を演じられましたが、今後演じてみたい役、設定などがあれば教えてください。
 まずは、今回アクションシーンを間近で見たことで、より興味がわいてきて、もっと本格的にやってみたいという気持ちがさらに強くなりました。役柄とか設定については、私は学園ものを見て育った世代なので、憧れもありますから、制服を着られる年齢のうちに、学園ものに出演したいです。

――では最後に、読者へ向けてメッセージをお願いします。
 Season4は、人間が極限状態に陥った時に出てくる、普段は見せない醜い部分が表現されているのがポイントだと思います。さらに登場人物も、囚人やコミュニティという風にカテゴライズされていますが、物語の中でいろいろな出来事が起きていくことで、それらがどのように交わっていくのかどうかは必見です。一話進むごとに楽しんでいただけるポイントが用意されているので、ルカが他の登場人物たちとどのように交わっていくのかを含めて、楽しみにして欲しいです。後半になるにつれてアクションシーンも激しくなってくるので、ルカも含めて皆さんの推しのキャラが生き残ることを祈りながら楽しみにしていただければと思います。よろしくお願いします。

Huluオリジナル『君と世界が終わる日に』Season4

Huluにて独占配信中、毎週日曜新エピソード更新/全5話
4月16日全話配信スタート

Season4
■シリーズ構成:丑尾健太郎
■脚本:丑尾健太郎 神田優 佃良太 小島剛人
■音楽:Slavomir Kowalewski A bee 會田茂一 ノグチリョウ
■制作:田中宏史 長澤一史
■チーフプロデューサー:三上絵里子 茶ノ前香
■プロデューサー:鈴木亜希乃 高橋浩史 伊藤裕史 白石香織
■演出:菅原伸太郎 保母海里風 山田信義
■制作協力:日テレ アックスオン
■制作プロダクション:日本テレビ
■製作著作:HJホールディングス

【守屋茜プロフィール】
1997年生まれ。2016年に欅坂46(元:櫻坂46)の第1期生としてデビュー。
2017年に副キャプテンに指名され、2020年12月に卒業した。
本作にて女優転身後初めての連ドラ出演となり、情報解禁後にはアイドル時代と異なる印象のビジュアルにメディアとSNSで話題となった。

スタイリスト:野中沙織(HITOME)
ヘアメイク:横山雷志郎(Yolken)
衣装:トップス、スカート / neith.