スマートデバイスのアクセサリーメーカーShenzhen Lingyi Innovatuon Technology Co.,Ltdの展開するPITAKAブランドから、世界初というiPad Pro用のマグネット式充電システム「PITAKA MagEZ Case Pro for iPad Pro」が発表された。iPad Proの2021年、2022年モデルに対応し、11インチ、12.9インチ用がラインナップされる。価格は各¥13,499(税込)で、本日3月20日より発売開始となる。

PITAKA MagEZ Case Pro for iPad Pro
対応機種:iPad Pro 2022/2021
ラインナップ:11インチ用/12.9インチ用
価格:各¥13,499(税込)
発売日:3月20日
※USB充電アダプターは別売

 また、スタンドタイプの充電器「PITAKA MagEZ Charging Stand」も同時発売。こちらは、「iPad Pro」「iPad mini6」に対応し、価格は¥16,599(税込)だ(※USB充電アダプターは別売)。

「PITAKA MagEZ Charging Stand」

 PITAKAは、2015年スタートの若いブランドで、マグネットシステムを用いたスマートデバイス向けのアクセサリーの開発・販売から興ったといい、ハイテク素材と高いデザイン性を組み合わせた、唯一無二の製品を提供することを目的に、事情を展開してきたという。

 今回発表のPITAKA MagEZ Case Pro for iPad Proは、iPad Proに取り付けるケースであると同時に、そのままマグネット式の充電システムにも対応するという利便性を備えているのが特徴。それを可能にしているのが、同社がこれまで培ってきた、アラミド繊維を用いた、強度を保ちながら薄型・軽量を実現するケース製造のノウハウ。

 PITAKA MagEZ Case Pro for iPad Proは、iPad Proはケースそのものにマグネット機能・充電機能が内蔵されているため、ケースを着けたままで、「Magic Keyboard」のようなマグネットシステムに取り付けることができ、さらに充電も行なえるものとなる。

ケース、充電器ともに接点が配置されていて、それを接触させることで充電が行なえる仕様

 仕組みは意外と簡単で、ケースの背面に「X型」の接触モジュールが組み込まれていて、それを接触型の充電器にマグネットで磁着させるというもの。ケース側の接触モジュールからケース下部に配置されているUSB-C端子まで配線が内蔵されていて、その端子をiPad Proに挿し込むと、充電が行なえる、というものだ。

 都内で行なわれた製品発表会には、同社の日本市場の責任者であるCherry Zhang氏が来日して登壇。「新チップの搭載によって処理能力が向上したことで、ビジネスの世界ではiPad Proをメインデバイスに使うケースが拡大しています。PITAKAでは、iPad Proによる生産性をさらに向上させるために、現在のケースの課題をクリアさせ、取り外し不要で各種デバイスへ取り付けできる、ケースを着けたままで充電ができる、そして薄くて軽いという機能性を持たせた今回の製品を開発ました」と、本製品の開発意図を紹介。実際に同社ではビジネスシーンでのiPad Pro利用が広まっているそうで、ある意味必要から生まれた製品と言えるかもしれない。

日本市場の責任者であるCherry Zhang氏

 また、同ブランドの製品ラインナップは、これまではApple製品がメインだったそうだが、昨年より対象製品を拡大。サムスンのスマートホンGalaxy S23シリーズに対応するケース「PITAKA MagEZ Case3 For Galaxy S23 Series」も、本日より販売する。

 ラインナップは「Galaxy S23」「Galaxy S23+」「Galaxy S23 Ultra」の3モデルで、MagSafe機能に対応、0.95mmという極薄仕様、19~25gという軽量仕様。価格はS23用が¥7,999となる。