HUAWEI(ファーウェイ)から、オーディオ&ウェアラブルの新製品として、ノイズキャンセリングイヤホン「FreeBuds 5i」とスマートウォッチ「WATCH GT Cyber」が発表された。それぞれの価格は以下の通り。

●ノイズキャンセリングイヤホン:FreeBuds 5i ¥11,800(税込、3月16日発売)
●スマートウォッチ:WATCH GT Cyber ¥32,780(税込、ミッドナイトブラック、3月23日発売)
※WATCH GT Cyber用ケース ¥8,580(税込、シーブルー/ムーンホワイト/ゴールデンブラック)、¥5,280(税込、スペースグレー)

コンパクトサイズのFreeBuds 5i。写真下段手前がアイルブルー、右奥がネビュラブラック、左奥のセラミックホワイトはアマゾン限定

 FreeBuds 5iは、同価格帯最強クラスのノイズキャンセリングを搭載し、BluetoothコーデックのLDACにも対応したハイレゾ対応の小型モデルとなる。河原にある小さく丸い小石のような、マットで手に馴染む素材をテーマにしたデザインが用いられ、アイルブルー、ネビュラブラック、セラミックホワイト(アマゾン限定)の3色がラインナップされている。

 まず音質面では、コンパクトなボディに10mmドライバーを搭載している。その振動板はポリマー複合素材が用いられており、素材自体は従来モデル(FreeBuds 4iなど)より柔らかいものに変更されたという。その振動板を強力なマグネットで駆動することで、20Hz〜40kHzの帯域をカバーした。これによりFreeBuds 5iはハイレゾの認証を取得している。

 ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能も搭載済みで、外部ノイズと外耳道内の残留ノイズを検出して正確な逆位相信号を再生してくれる。「標準(ノイズキャンセリング深度30dB)」「ウルトラ(同42dB)」「くつろぎ(同25dB)」の3つのモードが準備されており、使用環境に合わせて選択も可能、外音取り込みモードも搭載される。

 加えて、独自のAEM(アダプティブイヤーマッチング)機能で最適なリスニング体験を提供する。AEMは内蔵マイクで外耳道内の音響状況を検出し、耳の形や装着状態に応じた最適な補正を行うもの。AEMとの組み合わせで、様々な耳の形状に最適なノイズキャンセリング効果を生み出してくれるという。

 通話機能では、ディープニューラルネットワークアルゴリズムと、デュアルマイクを搭載し、騒音の大きな環境であってもクリアーな通話を可能にしている。

 イヤホン本体にも改良が加えられ、FreeBuds 4i比で高さを7mm短縮、11%の質量削減を実現している。充電ケースは0.6mmの薄型化、2.6gの軽量化を達成、同時に開閉口を大きくすることで取り出しやすくなっている。

 その他の機能としては、マルチポイントにも対応し、PCやスマホなどの同時に2台まで接続可能という。またアプリから低オーディオ遅延モードが選択できる。こちらはゲームなどを楽しむ場合を想定したもので、音質は制限されるが、遅延は大幅に改善できるそうだ。

 バッテリー持続時間は、本体のみで7.5時間、充電ケースとの併用で28時間をクリアーしている(どちらもANCオフ)。10分の充電で音楽を4時間再生できるクイック充電にも対応した。

WATCH GT Cyberは、スマートウォッチ部分が着脱式になっている

 一方のWATCH GT Cyberは、スマートウォッチ機能を搭載したスマートムーブメントと合計5種類のベルトの組み合わせが選べるという、DIY好き、ケース交換を好む若い層に向けたアイテムだ。

 基本セットとしてスマートムーブメントとケース(ミッドナイトブラック)の組み合わせで販売され、さらに交換用ケースを購入することで、様々な着せ替えが楽しめるようになる。また文字盤も複数準備されており、メニュー操作でお気に入りのデザインを選ぶことができる。

 ワークアウト機能は同社従来モデルを踏襲しており、ウィンタースポーツ(滑走速度、距離、軌跡などの数値を取るなど)や登山(ルートを記録、気圧変動を知らせる、悪天候や心拍数アラートなど)用を含めて100種類以上が準備されるという。