マランツ・デノンから、それぞれコロナ禍を挟んで開発が進められていた超弩級のAVセンター「AV10+AMP10」と、「AVC-A1H」が遂にリリースされる。そこで「音に拘(こだわ)る」と題して、4つのテーマに沿って、いま注目すべき「音」の大研究をいたします。オーディオビジュアルの感動を支えている原動力は「音」であり、その魅力を支えるハードウェアから、方法論まで様々なスタイルで鋭く斬り込んでいきます。
テーマ1では、究極を目指したマランツのセパレートAVセンター「AV10+AMP10」と、デノンの一体型AVセンター「AVC-A1H」を徹底分析、各モデル8ページに渡って、実機のテストリポートを紹介いたします。セパレート型、一体型とハードウェアのコンセプトは異なりますが、それぞれの拘りを徹底的に解析し、両製品の“凄み”に迫ります。
テーマ2では、「海外製超弩級AVセンター」の実力を評論家の自宅シアターで入念に検証しました。驚異的性能を誇るトリノフ・オーディオの「Altitude 16 MK2」とストームオーディオの「ISP.24 Analog MK3」をじっくり分析しました。
テーマ3は、普段なかなか試すことができない夢のシステムを組み合わせた感動体験をリポートします。具体的には『ニーベルングの指環/ショルティ指揮ウィーン・フィルほか』の歴代ディスクを「エソテリックGrandioso&アヴァンギャルドスピーカー」で鳴らすという贅沢な企画のほか、「ピエガCoax GEN2スピーカー」+「ニュープライムSTA-9Xアンプ」で「ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート」を徹底的に鳴らしました。
テーマ4では、実践的なトライアル企画を8つ行ないました。「デスクトップオーディオ」、「ニアフィールドAV再生」、「10万円前後の小型スピーカー4本使いのサラウンド」、「イネーブルドスピーカー5モデル比較」、「ワイヤレスサラウンド対応サウンドバー3機種比較」、「サブウーファー4本使いの異世界」など、様々なテーマに合わせたハードウェアを揃え、その“実力”を実践的に検証します。
HiVi創刊40周年連続企画第1弾。1983年から1993年までのAV界の出来事を総括
1983年11月に産声を上げたHiViは、今年で創刊40周年を迎えます。AVシーンにおいては、ビデオカセット、LD、DVD、ブルーレイ、UHDブルーレイとメディアは変遷を遂げ、テレビ放送もアナログ地上波からアナログBS、BSデジタル、4K、8Kと進化、フォーマットもSD、ハイビジョン、4K、8K、HDRへと飛躍的に情報量が増大しました。オーディオビジュアルの、まさに激動の技術革新とともに歩んだHiViの歴史を、この春号から冬号までの4号に渡って特別連続企画として振り返ります。春号では潮晴男さん小原由夫さんのお二人の特別寄稿に加え、1983年から1993年までの10年間の主だった出来事を整理していきます。
モニターオーディオ、KEFから新作スピーカーが登場。中堅クラスのAVセンターやネットワークプレーヤーにも注目
新製品ハードウェアリポートからは、モニターオーディオのフラッグシップスピーカー「Platinum Series 3G」や、KEFの中核シリーズ「R Meta」の新作スピーカーに加えて、デノン「AVR-X4800H」、マランツ「CINEMA 40」の注目AVセンターや、ルーミンのネットワークプレーヤー「T3」、サイレント・エンジェルの「NX」「GX」など、話題の製品を多数紹介しました。
アジア映画の新たな胎動。色彩、音効が凄い川村元気初監督作『百花』や、
『流浪の月』などホン・ギョンピョ撮影作品の魅力に迫る
オーディオビジュアルソフトからは、映像や音響に工夫を凝らしている話題の邦画に焦点を当て、『百花』の原作・脚本・監督を務めた川村元気監督のロングインタビューが巻頭を飾ります。後半のソフトページでは、『流浪の月』『ベイビー・ブローカー』と話題作が相次いでブルーレイソフトで発売された撮影監督ホン・ギョンピョ作品を、注目映像研究としてフィーチャーしています。
そのほか、注目のハードウェア、ソフトウェアの情報を多数掲載、HiViの2023年春号は3月17日(金)に全国書店等にて発売されます。ご注目ください。