日本音響エンジニアリングのホームページに、アコースティックギタリストの押尾コータローさんへのインタビューが公開されている。

 押尾コータローさんが2021年9月に、東京・名古屋・大阪のクラシックホールで開催した「弦音Live 2021-PASSENGER-」のステージで同社のAGS(AcousticGrove System)を使ってくれたことがきっかけだとのことで、押尾さんとPA エンジニアの片石喜之さんによる、AGSを使ってみた感想やご自身の公演に込める思い、お客さんにどのような音を届けたいのかについても語られた、貴重な内容になっている。

 なおAGSとは、複数の円柱状の木材を独自の音響技術に基づいて配置したルームチューニンググッズで、設置する場所やサイズに応じて「SILVAN」「ANKH」など様々なバリエーションが用意されている。個人のオーディオルームはもちろん、レコーディングスタジオなどに採用されている人気の製品だ。毎年秋に開催される「東京インターナショナルオーディオショウ」でも展示されているので、目にしたことのある方も多いだろう。音楽の作り手がその効果をどのように感じているのか、ぜひチェックしていただきたい。

押尾コータロー 
2002年7月アコースティックギタリストとしてメジャーデビューし、同年10 月全米メジャーデビューを果たす。スイスの「モントルージャズフェスティバル」には、2002年から3年連続出演し、B.B.キングと共演するなど、海外での評価も高く近年ではアジア各地での活動も拡げ、韓国や中国でのソロライブも多数開催。