NHKで好評放送中のネイチャードキュメンタリー「ダーウィンが来た!」の劇場版第4弾となる『日本列島生きもの超伝説 劇場版ダーウィンが来た!』の公開を記念した舞台挨拶が2月4日(土)、ユナイテッド・シネマアクアシティお台場で行なわれ、同作でナレーションを担当した声優の水瀬いのり、QuizKnocksのこうちゃんと須貝駿貴、そして久保嶋江実監督らが登壇した。

 本作では、“日本列島”を舞台に、15年以上にわたって世界各地の自然を撮影してきた番組取材班が、とりわけ時間をかけてじっくりと撮影してきた日本の生きものたちの驚きのスクープ映像がぎゅっと90分に凝縮されているのが見どころ。

 前作(『驚き!海の生きもの超伝説 劇場版ダーウィンが来た!』)から引き続きナレーションを担当した水瀬は「自分の声を届けるということで、とても緊張しましたが、素敵な仕上がりになっていて、こうして公開を迎えることが嬉しいです」と笑顔でコメント。また。「QuizKnockのお二人が参加してくれたことで、本編の中にクイズ要素があるのは、観客の年齢幅を広げてくれる新しい要素になったと思います。出題されるクイズに考える側になって参加するのは、映画を鑑賞するだけではない素晴らしいことですね」とアピールした。

 クイズ出題者として参加したQuizKnocksの須貝は、今回のオファーに「ビックリ」したそうだが、「高校で理科の教師をしている父から連絡が来た」ことを明かし、嬉しそう話していた。一方のこうちゃんは「完成した本編を観て『自分が出ている!』と改めて実感したのと同時に『水瀬さんのナレーション上手い!』と感動しました」と声優の技量を絶賛していた。

 また、水瀬は放送内の次回予告編『マヌ~ルのゆうべ』にてツノゼミの“ツノミン役”も担当しており、「お子さんを持つ世代の先輩から声をかけていただくこともあって、『ダーウィンが来た!』は自分の経験の広がりにもなってくれている」と周囲からの反響について話し、「この番組が沢山の方に愛されているからこそだと思います」と感慨深そうな表情を見せていた。

 監督の久保嶋は、そんな水瀬のアフレコ収録を振り返って「自分のイメージを作って収録に臨んでくれたので、ナレーションも自然に声を当ててくれました。映像も色鮮やかになった気がして、私たちも楽しんで収録することができました」と絶賛。水瀬は、「声優は普段から、キャラクターに命を吹き込むことをしているので、今回も、喋らない動物たちを擬人化して、イメージを膨らませていきました」と声作りの一端を話していた。

 なお、舞台挨拶の途中には、本作にちなんだクイズ企画も実施され、水瀬から主題されたのは、「水瀬がツノミンで一番気に入っているところは?」。答えは意外にも「A、頭のコブ」で、QuizKnockの2人は撃沈していた。

 最後に水瀬は「私たちと同じ日本に生きる生きものたちの生態を知ることができるので、同じ日本で頑張っている生きものたちの活躍を見て生きものたちへの愛を深めてほしいです」とアピール。久保嶋監督は「日本に住む生きものに対する驚きや発見を活かして、日本の四季を好きになってもらいたいです」と話し、舞台挨拶は終了した。

映画『日本列島生きもの超伝説 劇場版ダーウィンが来た!』

2023年2月3日(金)より、ユナイテッド・シネマ他全国ロードショー

ナレーター水瀬いのり
出演:こうちゃん、須貝駿貴(QuizKnock) ヒゲじい:龍田直樹
監督:久保嶋江実 
制作:NHKエンタープライズ
映像提供:NHK
製作・配給:ユナイテッド・シネマ
2022年/90分