リンジャパンから、同社「Surround Processing Module」(サラウンド プロセッシング モジュール)生産終了のお知らせが届いた。
Surround Processing Moduleは、DSMシリーズに搭載するサラウンド・デコーダー・モジュールで、これを使ってドルビーTrueHDやDTS-HD MAなどのサラウンド信号のデコード処理を行っていた。今回、サプライヤーチェーンの問題により主要コンポーネントの入手が叶わなくなり、生産を終了することになったという。
Surround Processing Moduleは既にイギリス、日本のどちらも在庫がなく、次期モデルについても現在未定となっている。これを受け、サラウンド用の3.1ch追加パッケージの構成内容と価格が変更されることになった。
■SELEKT DSMシリーズ 3.1ch Package新価格
SELEKT 3.1-OA ¥1,870,000(税込、Organik DAC採用)
SELEKT 3.1-KA ¥1,144,000(税込、Katalyst DAC採用)
SELEKT 3.1-SA ¥605,000(税込、Standard DAC採用)
なおDSM(MAJIK DSM/4を除く)シリーズは、今後もサラウンドシステムを構築することが可能だが、その場合は再生機側でサラウンド信号をデコードし、リニアPCMでDSMに入力する必要がある。ストリーミングプレーヤーのApple TV 4Kや、最近の主要なブルーレイプレーヤー/レコーダーはこの機能に対応しているので、その機能を活用するといいだろう。
なお今回、埋め込みスピーカーの最上位モデル「CUSTOM 2K 106C」も生産を完了している。