新年おめでとうございます。

『管球王国』は、おかげさまで昨春に創刊100号を迎えることが出来ました。長く小誌をご愛読いただきましたことに心より御礼申し上げます。本年は1月17日発行の第107号からスタートいたします。

ご存知のように、現在、世界的に真空管が品薄の状況にあり、アンプ自作派のみならずアンプメーカーもその対応に追われています。一昨年の暮れまではJJやエレハモなどの現行管がごく普通に入手出来たことを考えれば、いまや叶わぬ夢となってしまいました。一刻も早く、真空管やトランス、パーツ類が安定して供給されることを望むばかりです。

次号では「巻頭企画」として、読者の皆様の関心の高い最新スピーカーを集め、実績ある真空管アンプとの組合せ試聴を行ないました。ここでは真空管アンプでなければ聴けない濃密で感動的な音楽再生が実証されています。連載中の「実験工房」企画では、購入のしやすい価格帯として30万円までのCD/SACDプレーヤー18機種を集めて試聴を実施しました。最新モデルの音と性能の進化は実に著しく、ぜひ参考にしてください。

ヴィンテージ機器関連では「ライントランスの聴き比べ」として、ウェスタン・エレクトリックを中心に現行生産のタムラやルンダールなど15機種を集めました。CDプレーヤーの名機スチューダーA730に繋げて、その使用効果の高さを聴き比べています。

『管球王国』は、愉しめるオーディオに主眼を置いて、実際に役に立つ記事作りを進めてまいります。製品の情報のみならず、お手持ちのオーディオ機器をより活かせる実践的な取材を行なうことで、オーディオという趣味の素晴らしさを広げていきたいと考えています。今後もご期待ください。

新しい年が読者の皆様にとって、より良き年になるよう願いまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

2023年1月4日
管球王国 編集長 高橋和彦