ピクセルは、Acoustune（アコースチューン）より、「HS2000MX SHO -笙-」用オプションとして、新開発の10mm径ミリンクスWSドライバーを搭載し、金属（ステンレススティール）とスタビライズドウッド（樺木）のハイブリッド構成をチャンバーハウジングに採用したオプションチャンバーモジュール「ACT04」を12月23日（金）に発売する。市場想定価格は￥102,680（税込）。
ACT04は、HS2000MX SHO -笙-で初めて採用された高精度でガタつきの少ない可動式アウターハウジングを開閉することで、ユーザー自身が音響チャンバー部を交換でき、今後のオプションやアップグレードにも対応可能な「Acoustune Capsule Technology」に対応したオプションチャンバーモジュールの第三弾となる。
「ACT01」や「ACT02」で使用されている10mm径日本製ベリリウム薄膜加工ドーム採用ミリンクスコンポジットドライバーから振動板を変更。金属とウッドのハイブリッド構成のハウジングとの最適化のために、「ACT03」で初採用された10mm径ミリンクスWSドライバーを継続採用した。
振動板素材にはミリンクスを採用しながらも、従来品の振動板形状からドーム部分とエッジ部分の面積比率のトポロジカルな設計変更やそれに合わせた磁気回路の最適化を行い、低域レスポンスの即応答性と木材由来の音色を引き出す特性にした完全新規のドライバーに仕立てている。これにより木材由来の瑞々しい音色の印象を与えながら、レスポンスが速く、抜け感を重視したチューニングを実現した。
ハウジングに使われているふたつの素材は、金属が音質チューニングの基本部分を担い、ウッドが残響部分＝音の余韻の部分を担うといった役割分担となっている。ウッドパーツの採用はスピーカーユニットのバッフル板から着想を得たもので、振動板の後ろ側に排出された音が前面に反射する度合をコントロールし、意図した音響チューニングに近づけるために採用されている。