テレビ並みのかんたんさで、テレビを超える感動大画面を！超短焦点プロジェクター エプソン EH-LS800に注目

　アバックと言えば、読者もご存じのはずのホームシアター機器の販売からシアタールームのリフォームなども請け負う大手AV機器販売ショップだ。その横浜店に伺うと、1FのシアタールームでエプソンのプロジェクターEH-LS800B（以下LS800）が置かれ、外光の入る明るい部屋ながらも明るく鮮明な映像をスクリーンに映し出していた。

　LS800は、エプソンの超短焦点プロジェクターの最新モデルで、表示パネルはフルHD画素の三板式。画素ずらし技術である「4Kエンハンスメントテクノロジー」による4K相当の解像度の表示が可能だ。さらに光源にはレーザーを採用し、最大輝度は4000ルーメン。Android TV内蔵で単体でも動画配信サービスを楽しめるほか、ゲームのための低遅延モードも備えるなど、映画はもちろん、多彩なコンテンツを幅広く楽しめるのだ。

　「いかがですか。外光の入る室内でもまるで薄型テレビのように鮮やかな映像を楽しめるでしょう」と、副店長の渡邉さん。たしかに明るい。コントラストの高いくっきりとした映像だし、色乗りも豊かだ。ただ明るいのではなく、周囲の明るさに合わせて画面の明るさを自動調整する機能を備えているのだそうだ。

　「LS800は、一般的な超短焦点プロジェクターの高いハードルを解決し、しかもそれらが抱えてきた難点も改善してきたモデルで、私としてもその開発力に驚かされました」（渡邉さん）

　超短焦点プロジェクターは投影する壁のすぐそばに置いて投写ができることが最大のメリット。LS800の場合は壁から2.5cm離して置くだけで80インチの投影が可能だ。壁際だから常設しても邪魔になりにくく、投写中に部屋の中を人が移動してもプロジェクターの光を遮ることもない。これなら薄型テレビとまったく同じ感覚で使える。

新機能・歪み補正アプリと、迫力あるヤマハ製2.1chスピーカーを搭載

　「従来の超短焦点プロジェクターは設置がやや難しい課題がありました。図形歪みが目立ちやすく調整に手間がかかったんです。しかし、LS800はスマホのアプリ『Epson Setting Assistant』を使ってほぼ自動で画面の歪み補正ができます」（渡邉さん）

　設置メニューの指示通りに操作してアプリを使えば、補正の難しい波打つような画面の歪みも高精度に補正できてしまう。なんと33×33ヵ所の細かさで補正している。この新機能で大幅に設置調整が簡単になった。

　「これまでの超短焦点プロジェクターでは主に壁面投写か、短焦点プロジェクター用スクリーンをおすすめしていましたが、LS800ならサイドテンション付きロールスクリーンにもフィットするかと思います」（渡邉さん）

　ぼくも他の超短焦点モデルで設置位置の微調整や歪み補正で苦労した経験があったが、これならば誰でもすぐに調整ができると感じた。また、壁に直接投写する場合も、壁の色に合わせた色補正ができるため、模様のない色のついた壁紙でも対応が可能になっているという。

　「しかも、LS800にはヤマハ製の高音質スピーカーも内蔵されています。これがよく出来ていて、サウンドバーが内蔵されているようなものです」（渡邉さん）

　3Dサラウンド対応の2.1chスピーカーは大音量でもかなりの迫力で、パワフルな音を楽しめる。サラウンドの広がりも豊かで内蔵スピーカーとは思えない実力だ。

　「このようにまるでテレビのように使えるモデルですが、部屋を暗くするともっと凄いんです」（渡邉さん）

　渡邉さんがカーテンを閉じて外光を閉ざし、室内の照明を落とすと、暗い部屋の中でいっそう豊かな映像が映し出された。黒の締まりも優秀で、HDRの眩しい光までしっかりと再現している。これは、最上位機のEH-LS12000と同じ画像処理チップを搭載し、この高画質を実現しているため。豊かな色はもちろん、暗部の階調再現もなかなか優秀。これはかなりの実力だ。

　「当店には高級プロジェクターを求めるお客様も多いのですが、LS800の映像を見るとみなさん驚かれます。超短焦点プロジェクターは手軽な反面、課題もありました。LS800はそれを打ち破れる製品です。当店でも積極的にご紹介しています」（渡邉さん）

　Android TV内蔵でAmazon Primeにも対応し、機能性や使い勝手もよく出来ているのはさすがのエプソン。憧れのプロジェクターをより身近にしてくれるモデルだ。

提供：エプソン